ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

連休

2016-08-16 17:26:41 | Weblog
ああ。。。お休みが終わっていく。。。

寝て、オリンピック見て、ゲームしておわった。。。。。

パソコンのデータ移しもしないで終わった。



ひたすら寝れてしまう。

やっぱり疲れが溜まっているんだろうか。





さて。。

連休、母の実家のお墓参りに行きました。
老母を連れて。

車で片道一時間ぐらいのところ。


来年の今頃、お墓がなくなっているんじゃないかと思い、
これが最後のお参りになるのではと思って。


伯父は奥さんに先立たれ、娘二人も嫁に出した。

嫁に出してもときどき顔を出していた
上の娘が先に死んでしまった。

その子が生きていれば墓守をしてくれたかもしれない。

けれど、下の娘は無理。。


とすると、伯父は元気なうちに家や墓を処分して
施設に入るんじゃないかという思えるようになった。

それが根拠。



母は伯父が健在のうちは家や墓は存在すると
思っているけれど。。。。




お参りに行く前に母が伯父に電話する。

伯父の近況は、
痩せたと思って近くの病院行ったら
肝機能が悪いから大きい病院に行けといわれた。
肝機能が悪くても多少は酒は良いといわれた。
大きい病院にいったら肝硬変と言われ、
お酒は禁止といわれた。


肝硬変で痩せるなんて末期。。。。。

そんなことは老人には言えない私。。。


伯父も母も耳が遠くてしっかりした会話に
ならなかった模様。



なおさら、来年の今、お墓があるかわかったもんじゃない。。。






墓参りに行く。

私の車のカーナビが古いことと、
マイナーなところなので
検索しても目印となる場所が出てこない。
(現地にいけば出たけれど。。。)

まあ。。いいか。。。と出発。




「そろそろ右折だから
 右の車線に入って」

これも遅めのアドバイスだった。


「次で右に曲がって」

「すぐには曲がれないって。。」

「あーあ。」

母は運転免許をもっていますが、
いまいちアドバイスのタイミングが遅い。

前方から車が来るし、前に3台ほど車が
右折を待っていて、
ウインカー出して減速する時間が必要だって。

田舎道で前の車がいないところとは
違うんだからね。。。。。。


しかし、この指示。。違っていて、

「え。。こっちの道じゃなかったの?」

「あ。。そうかも」





田舎道でなんども三叉路やT字路が出てくる。

「どっち?」

「。。。。」

「右か左かどっちってきいているんだけれど

「え。。左。
 どっちってきいたの?」

「。。。。。。」


これの繰り返し。。。。。。



お墓を通り過ぎようとして
「止めて」

あのね。。。路駐するんだから、
早めに言ってくれる?
じゃないと寄せられないでしょう。






一応、お墓にはお花もあってほおづきもあった。

お墓には鳩フンや虫のフンがついていたが
お墓に水をかけるだけで墓石を拭く習慣がないようた。

フンもさることながら、水垢もついていた。


同じ宗派なのに、卒塔婆が立てかけてあった。
初盆でもないのに。。

うちのお寺は、葬式以外で卒塔婆を書くことはない。


墓守ってなんだろうと思いつつ、
墓石に水をかけて、お線香をつけて
手を合わせて帰ってきた。

「来年はタオルをもってきて、
 墓石をきれいに拭こうね」

といいつつ。。





お墓の文化は、
明治に入ってからの文化とか。

一般の人はその前はどうしていたかは知らないけれど。

墓相といかいうけれど、歴史も浅い。。


土葬はいつ禁止されたかはしらないけれど、
田舎の方に行くと、小さな盛り土がならんでいて、
古いほど平らになっていく。。というところもあるという。


骨壺自体、火葬の文化だし。。


墓守がいなくなるということを想定している人は
少ないのではないだろうか。

昔は、養子や夫婦養子でなんとかして家をつないだ。

だから、必ず墓守がいるものだったと思う。


一時、話題になった墓不足はどうなったのか。



しかし、現代。

子供のいない夫婦、結婚しない子供も増えた。

また、都会に出てしまって田舎に墓だけがあるケースもある。
お寺のご厚意で墓を置いてもらっているようなもので、
ご厚意がなければ、檀家会に入らなければ
相続者なしということでお墓の撤去もある得る。

墓守のいない墓は続出する可能性がある。



残されたものに負の遺産を渡すわけにはいかない。

お墓の撤去返還もかなり100万円ほどかかるといわれている。

私が死んだら遺言で、「お寺に合祀して、永代供養を」と
いうつもりだったけれど、
死ぬ前に、お墓の始末をしてから逝こうと思う。



さて。。母に実家のお墓がいつかはなくなるという自覚が
あるかは不明である。
コメント
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