ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

年賀状

2014-12-23 21:29:00 | Weblog
母の年賀状を作る

「『今年もよろしくおねがいします』っていれて」という。

でもね。。。

「何年も会っていない人に
 『今年もよろしく』っておかしくない???」

といって
『良い一年になることを祈念しております』
に変えさせた。



子供のころは、
「旧年中は大変お世話になりました。
 今年もよろしくお願いします」
を必ず入れなくてはいけないものだと思っていた。

そのうち、年賀状だけの関係というものもわかってきて、
入れなくなった。



親。。。
いいかげんにその辺をわかってほしい。。。。






さて。。本題に入って


いつも年賀状に一言コメントを入れている。

日々、接点がない人に
コメントをいれるのは難しい。
(今後接点をもてるかもあやしいから
 なおさら難しい)


元主治医とは年賀状はやりとりをしていて、
コメントに迷う。

とりあえず主治医のブログを見たら
12月20日更新。
あいからず、がんばっている。

だから
「情報発信期待しています」と書く。



他の人の年賀状も書き終えて
改めて元主治医のブログを読む。

相変わらず哲学的なことが書いてあって
意味不明。



スクロールして記事をさかのぼってみる。



珍しく詩があった。

自作か気にいったからあげたのかわからない。

気になる。



さらにスクロール。

今の時間を惜しむような詩。

だれかが病気な様な感じ。



さらにスクロール。


「退院しました」
「手術しました」
「ガンがみつかりました」
というタイトル。



先生自身、何気なく検診を受けて
末期ガンがみつかったとのこと。

専門外であっても
バリウムを流した胃に
3センチほどの腫瘍がわかったという。

開腹した結果、腹膜にも転移していて
胃の摘出もできなかった。


余命は書いていなかったけれど
「この冬の匂いを覚えていたい」と書いてあった。

一年後は生きていないというだろう。



年賀状は投函前だったので
「笑顔で明るく前向きに
 笑うが勝ち!」
と書き足した。

それ以上の言葉は見つからなかった。

頑張っている人に頑張れは失礼だし。



ブログに気がついて良かったのか
いけなかったのか、複雑。

最初のコメントだけなら
ブログをスルーしているのが明白だから、
気がついて良かったと思う。

相手が気がついて欲しくなかったら
別だけれど。


人の命は無限でなく、
いつかは別れが来る。

それがわかっていても
良い別れ方はわからない。

きっと何人ともわかれても
ずっと命題になる。
命題のまま私も命を閉じる。


年賀状で余命を宣言してくるとか。
まさかのまさかがあったら、
私は家族の前でどうリアクションすればいいのか。

ありのままの反応をするしかないだろう。



来年は、つらい別れがあることがわかった。
それがいつどうやって連絡が入るかはわからない。
つらい。
心構えをしなくちゃ。

コメント
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