5月から透析のシステムが全自動&ペーパーレスになった。
まだ透析のシステムが全自動に
なっていない病院の方のために解説。
IDカードがあって、
体重計の隣の読み取り機に置いて
体重計に乗ると体重が出る。
その場で、ドライウエイトからどれだけ増えているか、
前回よりどれだけ増えているかがわかる。
そのデータはコンソールに飛んで
ベッドに着いた時には
ドライウエイトとの差+食事+リンスや注射量で
除水計算は完了している。
この計算は賢いことに総除水の最大値が入力してあり、
最大値以上の除水設定にならないように
設定もできる。
当然、後で微調整もできる。
コンソールについている自動血圧計で
血圧を計る。
このデータはコンソールに記録される。
もちろん、水銀計等で計って
手動でコンソールに入力することができる。
穿刺
昔は、動脈側を回路につなぎ、
血液が静脈側にたどり着くまで
回路をコッヘルなどでたたいてエアーを出して、
充填してある生食をピッチャー等で受けて捨て、
その後、静脈側とつないだ。
現在は、同時につないでボタンを押す。
そして「脱血(脱水だったかも?)」により
回路内の透析液を指定量を抜いて透析開始。
つないでボタンを押したら
あとは全自動でやってくれるので
ボタンを押したらスタッフはその場から
離れることも可能となった。
実際は穿刺の成功不成功を見届けるために
はなれることはない。
終了
以前は、動脈側の針を抜いたり
回路を外して生食につなげて返血した。
現在は、注射をいれたら
ボタンを押すだけで返血をしてくれる。
動脈側と静脈側を交互に返血していく。
針は返血が完了してから抜く。
ボタンを押すと返血が完了するまで
スタッフは離れることが可能となった。
血圧を計って、スタッフがボタンを押すと
データが体重計に飛ぶ。
(ボタンを押さないと体重は計れないらしい)
読み取り機にIDカードを置いて、
体重を計ると、すみやかに誤差が計算されて出る。
また、ドライから1kg以上残ると
「間違いありませんか?」などど
きいてくるので承認ボタンを押す。
ちなみにプライミングも透析中の補液も
透析液で行う。
スタッフは回路をセットしておく。
決まった時間になるとプライミングを
行うらしい。
透析中の補液もきちんと量を計っており、
補液した分がは体重計に乗るときに加味されて
補液した分は誤差として計算されない。
このシステムは賢くって
終了30分前にへパリンカットと記憶させておくと
自動で切れるし、
また、時間当たりの除水量に変化をつけさえることを
記憶させるとそのとおりにできるらしい。
プライミングは時間がかかるからといって
前日にしてしまうことも近年増えてきたようだけれど、
プライミングを透析の直前でもできるというのは
衛生面からいってもとても安心である。
スタッフも体力的にも精神面的にも楽になったといっている。
精神面が楽というのは、医療ミスの心配が
減ったということであろう。
たぶん、数年後にはこれが「標準」となるであろう。
文章が長くなったのでペーパーレスについては
次回に。
まだ透析のシステムが全自動に
なっていない病院の方のために解説。
IDカードがあって、
体重計の隣の読み取り機に置いて
体重計に乗ると体重が出る。
その場で、ドライウエイトからどれだけ増えているか、
前回よりどれだけ増えているかがわかる。
そのデータはコンソールに飛んで
ベッドに着いた時には
ドライウエイトとの差+食事+リンスや注射量で
除水計算は完了している。
この計算は賢いことに総除水の最大値が入力してあり、
最大値以上の除水設定にならないように
設定もできる。
当然、後で微調整もできる。
コンソールについている自動血圧計で
血圧を計る。
このデータはコンソールに記録される。
もちろん、水銀計等で計って
手動でコンソールに入力することができる。
穿刺
昔は、動脈側を回路につなぎ、
血液が静脈側にたどり着くまで
回路をコッヘルなどでたたいてエアーを出して、
充填してある生食をピッチャー等で受けて捨て、
その後、静脈側とつないだ。
現在は、同時につないでボタンを押す。
そして「脱血(脱水だったかも?)」により
回路内の透析液を指定量を抜いて透析開始。
つないでボタンを押したら
あとは全自動でやってくれるので
ボタンを押したらスタッフはその場から
離れることも可能となった。
実際は穿刺の成功不成功を見届けるために
はなれることはない。
終了
以前は、動脈側の針を抜いたり
回路を外して生食につなげて返血した。
現在は、注射をいれたら
ボタンを押すだけで返血をしてくれる。
動脈側と静脈側を交互に返血していく。
針は返血が完了してから抜く。
ボタンを押すと返血が完了するまで
スタッフは離れることが可能となった。
血圧を計って、スタッフがボタンを押すと
データが体重計に飛ぶ。
(ボタンを押さないと体重は計れないらしい)
読み取り機にIDカードを置いて、
体重を計ると、すみやかに誤差が計算されて出る。
また、ドライから1kg以上残ると
「間違いありませんか?」などど
きいてくるので承認ボタンを押す。
ちなみにプライミングも透析中の補液も
透析液で行う。
スタッフは回路をセットしておく。
決まった時間になるとプライミングを
行うらしい。
透析中の補液もきちんと量を計っており、
補液した分がは体重計に乗るときに加味されて
補液した分は誤差として計算されない。
このシステムは賢くって
終了30分前にへパリンカットと記憶させておくと
自動で切れるし、
また、時間当たりの除水量に変化をつけさえることを
記憶させるとそのとおりにできるらしい。
プライミングは時間がかかるからといって
前日にしてしまうことも近年増えてきたようだけれど、
プライミングを透析の直前でもできるというのは
衛生面からいってもとても安心である。
スタッフも体力的にも精神面的にも楽になったといっている。
精神面が楽というのは、医療ミスの心配が
減ったということであろう。
たぶん、数年後にはこれが「標準」となるであろう。
文章が長くなったのでペーパーレスについては
次回に。