ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

彩雲国物語-想いは遥かなる茶都へ-

2010-04-30 23:35:03 | 本を読みました
シリーズ第4作目です。

茶州州牧となった秀麗と影月は
茶州へ向かいます。
しかし、茶一族は二人の赴任を
快く思っておらず、
二人を消そうまたは、
期日までに赴任できないようにしようと
たくらんでいます。

それをかわすため、
州牧と思われないために
超貧乏旅行をします。
それもあやしい5人で。
無精ひげを生やしてでかい棍(こん)をもつ
飄々とした男、燕青。
十をいくつか越えたばかりほどのとこか
ぼやーっとした少年、影月。
深窓の姫君のような少女、香鈴。
貴公子然した青年、静蘭。
そして。。秀麗。
服装は、そこらへんの庶民とかわらないし、
自炊して宿泊代を少しでも安く上げようとする
あやしい5人がまさかのまさか。。なのである。

しかし、燕青と静蘭はあらぬ罪を着せられて
捕まる。
香鈴は秀麗と間違われて、影月と捕まる。
ひとり残った秀麗はどうやって
旅をつづけていくのか。。。。。
そして、州牧のしるしの佩玉(はいぎょく)と
州牧印はどこに?


ネタばれです。
さすが秀麗。
賃仕事していたときの知恵で
全国商業連合組合に行き、
金華までいく隊商で下働きをすることを
思いつく。
隊商に入れば、お金も入るし、
食べることも寝るところの心配もいらないし、
安全も確保できるのだ。

それであって、秀麗は自分のいた存在を
確実に残す方法を実行する。

すごい!!!

しかし。。意外なひとが
この燕青たちの連行の黒幕だった。

意外意外。

そして、佩玉の登場も意外。意外。
金華に入ってくる荷にばらばらにして
紛れ込んでいたのはなんとダミー。

だからこそ、読み始めたら止まらない
一冊です。

コメント
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