計算気象予報士の「こんなの解けるかーっ!?」

「山形県・新潟県の地域気象の数理モデルと情報システムの開発」及び「天候リスク分析」の視点からアプローチ等

夏の暑さと家計消費

2016年10月14日 | 経済・金融気象分野
 今回は「前年よりも夏の暑さが増すと、家計の消費支出は増えるのか?それとも減るのか?」について分析してみました。

 使用したデータは家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)を用いて、2005年~2015年における各年の第3四半期(7~9月)における「1世帯当たりの支出の対前年同期実質増減率(%)」と「気温の前年差(℃)」です。

 ここでは、家計消費の評価に際して、物価水準の変動の影響を除去した「実質」増減率を用いています。また、気温については、管区気象台および沖縄気象台の観測値(札幌,仙台,東京,大阪,福岡,沖縄)を基に、管区内人口に応じて重み付けした平均値(加重平均)を用いました。なお、気温は7~9月の月毎の前年差の平均値です。

 消費支出全体の傾向としては、前年よりも暑さが増すと、消費支出は増える傾向にあるようです。ざっくり言って、暑い夏は経済効果にはプラスに働くようです。


 やはり、喉が渇くので飲料の需要は増加傾向のようですね。



 
 そして、暑さが増すとその分、汗もかきやすいので・・・


 暑い夏は(日射しにも恵まれるので)サイクリングも楽しめる、ということ?


 夏の暑さが増すということは、やはり忘れてはいけないのがエネルギー需要です。冷房の需要は高まる一方、給湯の需要は伸び悩みます。



 暑い夏休みには余り勉強したくない・・・という気持ちは、何となくわかります。


 私は非喫煙者なのでわかりませんが、暑さが増すと、吸いたくなる・・・ものなのでしょうか?


 最後にもう一つ、夏の暑さと卵の消費は逆相関となるようです。なぜでしょう?

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