計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

ツバメは本当に抱卵してるのか?

2019年06月14日 | ツバメの観察日記
予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第4回目です。

最近は、毎朝出勤すると直ぐにツバメの巣を観察するのが日課になっています。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
をご紹介しました。

さて、今回は果たしてどのような展開が待ち受けているのでしょうか。

6月10日(月)

 この日は朝から雲が広がり、少し弱い雨も伴いました。ベランダにはツバメさんの姿は見えませんでしたが、巣の中にはしっかりいました。どうやら卵を抱いているようです。



 そこへもう1羽がやってきました。ベランダの手摺に止まり、顔を見せてくれました。毎日、お勤めご苦労様です。



 昼前には2羽とも留守になり、その後雨が降り出しました。夕方前になって、ピッ、ピッ、と声がしたので外を見てみると、1羽が巣の中に戻っていました。




6月11日(火)

 毎朝出勤すると、巣の中では・・・やはり1羽のツバメさんがいました。しっかりを卵を抱いている?ようです。



 そこへ、もう1羽がやってきました。ベランダの仕切りの角に止まっています。



 おや?巣の中から出てきました。そして、どこかへ飛んでいきました。



 ピピピピ・・・とこちらを呼ぶ?声がしたので、ベランダに出てみると、ツバメさんは手摺に止まって、元気な顔を見せてくれました。



「そろそろ卵は孵りそうか?」と尋ねると、そのまま飛び立ってしまいました。


6月12日(水)

 この日の朝は微かに雨が降っていました。出勤して直ぐに巣を見ると、ツバメさんの姿はありませんでした。その後、急に雨脚が強くなり・・・やがて雨は止みました。

 昼頃まで雲の多い空模様が続いていましたが、ツバメさん達が戻ってきました。

 1羽は仕切りの角に・・・



 もう1羽は巣の中に・・・




6月13日(木)

 この日は朝から晴れました。

 仕切りの角に立って辺りを見渡すツバメさん。



 そして、巣の角に立って辺りを見渡すツバメさん。



・・・と、見ていた所・・・そこへ

 仕切りの角に止まっていたツバメさんが、突然巣にやってきました。



 そして、夫婦(2羽)で巣の様子を窺っています。
 ※決定的瞬間のため、手ブレは御容赦下さい。



 その後、上の(巣に止まっていた)ツバメさんは飛び立ち・・・



 後から来た(仕切り版から飛んできた)ツバメさんが巣の中に入って行き・・・



 これは、ご抱卵のバトンタッチでしょうか・・・?




 おや?、今度はベランダの手摺に止まりました。改めまして、おはようございます。



 その一方で、相方(もう1羽)がしっかり巣を守っています。



 この日はお昼頃は一時的に外が騒がしくなりました。窓を開けて見ると、3~4羽のツバメさんが辺りの空を駆け巡っていました。どうやら他のツバメさんが縄張りに入ってきたので、スクランブル状態だったようです。

 そんなこともあり、夕方になっても見張りを続けます。
 疲れが出たのか、もしかして肩こりの御様子。




6月14日(金)

 朝から晴れて、気温もうなぎ昇り。今日もツバメさん達は出たり戻ったりの繰り返し。

 ピピピピッと声がするので外を見てみると・・・

 1羽は仕切りの角の見張り番



 そして、もう1羽は巣の中での抱卵中・・・なのかな?


 結局、今週も雛の顔を見ることはありませんでした。

 気がかりなのは、北陸地方がもう梅雨入りしたとみられることです。

 ネットで調べると、ツバメの餌は主にチョウ、ガ、トンボ、ハエ、カなどの虫との事なので、雨の日が多くなるとその分、餌が取りにくくなると思われます。

 これから雛が孵って、その雛たちを食べさせて行くことを考えると、時間的な猶予はそれほど多くないのではないか・・・と案じています。

 今はただ、ツバメさん達が親子共々、無事に巣立つことを願っています。

 続きはこちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツバメは相変わらずの御様子... | トップ | ツバメの卵は・・・未だ・・・ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ツバメの観察日記」カテゴリの最新記事