退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「宗教がキライなことと能登地震の現実あるいは『知恵』で逃げ切る者の映画」について

2024-01-21 02:48:29 | Weblog
雨。また終日そぼ降る。

橋本治「『原っぱ』という社会がほしい」を再読。

著者が常に他人のことを考えていた人だということをあらためて。
「あんなに楽しく遊んでいた場所」が消えるなんてという述懐よ。

学校ではその魅力を発揮できない子どもたちがたくさんいて。
自分によくしてくれる「おばさんの対立」も知り。

すべてが「わかってしまう人の哀しさ」がここに。
そんな著者の最期を思えば。

神などいないことは明白だと言わざるを得ず。
自分の思いなどたかが知れていると思うし宗教はキライ。

お前なんぞが救われていいのかという視点がないから。
救われるに値する存在は何処に。

マル激を観る。

今回は能登半島地震の「現実」について。
「何も届いていない高齢者たち」がいる事実を覚えておこう。

認知症の人々がコロナやインフルに罹っていて。
そうならざるを得ない「環境」しかなくて。

それぞれが「いいこと」をやっているつもりが「無駄遣い」にもなり。
「情報の共有」がなければ「効率的な援助」も出来ず。

マスメディアは「事前に作られたお話」に従って「限られた現実」を報じるのみ。
「本当に困っている人々」にアクセスしないのはなぜ。

「高齢化が進む地域」を支えているものが震災によって奪われると。
その結果が「褥瘡」や「寝たきり」さらには「震災関連死」になる。

デヴィッド・O・ラッセル「アメリカン・ハッスル」(’13)を観る。

「出世」を熱望するFBI捜査官ブラッドリー・クーパーは稀代の詐欺師を使って。
「官僚」も同じような存在であることを忘れずに。

「特定の組織」にいるとそうなるということで。
「既存のレールから外れた者」としてはほぼ意味不明な「欲望」。

どこまでもたくましい愛人エイミー・アダムスが素敵(ちょいと煤けたニコール・キッドマン)。
妻ジェニファー・ローレンスの「ビッチぶり」もいい感じ。

マフィアのロバート・デニーロはカメオで(ビリングに名前無し)。
主演のクリスチャン・ベールは「ハゲデブ」を装い。

いわゆる「学がない人」がいかに生き延びるか。
「詐欺」は自分にも及ぶことを知っておこう。
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