退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましいものと人」について

2016-04-28 02:15:32 | Weblog
雨。深夜に止む。

真壁智治⦿チームカワイイ「カワイイパラダイムデザイン研究」を読む。

モダンの「ムダや隙の無さ」からカワイイの「緩さとやわらかさ」へ。
「作者の主張」から「客も巻き込むコミュニケーション」へ。

「カワイイの正体」にここまで真摯に迫ったことにふむふむ。
個人的には「カワイイ=互いの安全保障」だと思っていたものの。

「ほわヌケヘルシー=蒼井優」「POPクラシック=YOU」「メルヘンクラシック=美波」
「ヌケクラシック=深津絵里」「クラシカルベーシック=宮沢りえ」「クラロマ=柴咲コウ」

「スケロマ=中谷美紀」「シックシャイニー=小雪」「おりこうモダン=杏」
「小悪魔クラシック=沢尻エリカ」「POPテクノ=木村カエラ」「小悪魔POP=土屋アンナ」

「メルヘンインパクト=YUKI」「POP IN SHOWER=ベッキー」という分類がわかりやすい。
(もちろん具体的な商品やさらに細かいコメントがあってのこと)。

目に見える形での比較や言葉の工夫によるていねいな説明が好ましい。
「カワイイ」は清少納言「枕草子」の「をかし」だと思えばいい模様。

「抽象的なもの」を敢えて「言語化・視覚化」した努力よ。
「否定する」前に「相手の懐」を探る動きは実に「まともなコミュニケーション」。

おそらくは「ある時期のモード」を記録した著作になりそう。
後世の人々にとっても「役立つ資料」になること請け合い。

NHKで「family history 余貴美子」の回を観る。

迂闊にも彼女が台湾と日本のハーフで范文雀の従妹だということは初めて知った次第。
若くして日本舞踊の師範になった母の若々しさにも驚く。

「ちょうちん」(’87)に出ていたことも同様に。
塚本晋也「妖怪ハンター ヒルコ」(’91)や石井隆「ヌードの夜」(’93)で観ていたのか。

以前「GONIN2」(’96)で知ったというようなことを書いたが違っていた。
いやはや記憶は当てにならないもの。

彼女はもうすぐ還暦になるよう。
夏木マリのラインで魔女なども似合いそうなので是非。
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