退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「正直」と「夢」の関わりについて

2012-10-28 02:54:15 | Weblog
晴れ。おだやか。

「小林秀雄全文芸時評集 下」を読む。

正直であること。
そこに尽きるような気がする内容。

あくまで様々な「前提」に支えられてのこと。
とはいえそれが「真実」ならば仕方のないことでもある。

深夜TVで「奥様は魔女」を観る。

7年前のニコール・キッドマンの可愛らしさは素敵。
なるほどこういう役もできるのかと今さらながら思う次第。

脇を支えるのがマイケル・ケインとシャーリー・マクレーン。
かつての「プレイボーイ」と「ファニーガール」の貫録よ。

1m80cmある彼女に対して1m90cm以上あるウィル・フェレルは必須だったか。
私生活ではトム・クルーズとの「格差」を隠さなければならなかったことだし。

実際のサイズを考えるとあれこれややこしい。
もちろんこちらは「二次元」のスクリーンでしか見ることはできず。

監督はノーラ・エフロン。
ある種の「だめんず好き女子の映画」と思えなくもない。

「洗練」やら「技巧」やらに飽きるとそういうことになるのか。
つまりは「最後に裏切られないこと」だったりするのだが。

「魔女」であることは「何でも思い通りになること」でもある。
その「万能」が自分次第ということになれば「思い通りにならないもの」に惹かれる必然が生じる。

とはいえ「現実」にはありえない「贅沢」。
その「絵空事」をいかに納得させるかが俳優あるいは脚本・演出の「力」だったり。

いずれ「わかってしまうこと」はむしろ虚しく
どうしようもない「現実」があるからこそ人が「夢」を見ることは覚えておいていい。
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