退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「固有名詞における信用と小さな献金」について

2012-10-25 03:05:21 | Weblog
晴れ。少し冷える。

「リアルタイムメディアが動かす社会」を読む。

副題に「市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平」とあるが
まさにタイトル通りの内容。

八木啓代・常岡浩介・上杉隆・岩上安身・すがやみつる
渋井哲也・郷原信郎・津田大介というメンバー構成はなかなか。

中でも南米の政治における「トリッキーなメディア利用の面白さ」を
「キューバ革命」にまで遡って紹介してくれた八木啓代が個人的には新鮮だった。

「南米で起きたこと」がやがて世界でも起きるという視点にはなるほど。
アメリカによる圧倒的な情報戦の恐ろしさも同様に。

あらためて「検察と原発」の在り方が「同じ」だという郷原信郎にも納得。
「絶対神話」を守るための「犠牲」はあまりにも大きいと言わざるをえず。

本書に書かれたことあたりを「常識」にできれば幸い。
「メディア・リテラシー」の「基本」だと思いたいもの。

個人的にはツイッターを使ってはいないけれど
その「メリットとデメリット」については一応理解しているつもり。

フェイスブックについても同様。
要は「つながりたい人たち」とつながっていればいいわけで。

「巨大災害時にすべてがつながるシステムを」という津田大介にも同意。
望ましい「インフラ整備」はしておいた方がいいことは間違いなく。

岩上安身の「兼業ジャーナリスト」というのも面白い。
要は「スポンサーの影響」を受けない形での情報発信という意味で。

そろそろ「否定から創造へ」。
確実に育っている「芽」を「小口献金」で支えていく程度の「参加」は必要だろう。
コメント
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