晴れ。仕事帰りにパラパラ降る。
青木宏一郎「軍国昭和 東京庶民の楽しみ」を途中まで読む。
新聞や永井荷風、岡本綺堂、古川ロッパ等の日記を参考に
当時の「庶民の楽しみ」を記録したもの。
年表風に横に並べて書かれた「見出し」の羅列は読みにくく残念。
「手に入る記録」すべてを「網羅」しようとしたものか。
「レジャー」という言葉が繰り返されるのがやや疑問。
1960年代に意図的に用いられた言葉で「過去」を描くのは違和感があるのだが。
とはいえ「軍国主義」がはびころうと「不況」に苦しもうと
「楽しみ」を求めて繰り出す庶民たちの様子は十二分に伺える。
この種のものに疎い向きは
昭和の始めからすでに「クリスマス商戦」があったことを知るのもいいだろう。
学生野球や相撲、川や海に出かけ「熱狂」する姿は現代も変わらず。
敢えて違いを挙げるならあまり「お金がかからない」こと。
実は「遊び」に最も必要なのは自分が利用できる「資源」であり
貨幣の量とは関係ないことも重要。
どんな環境にあっても「遊ぶ」子どもたちの姿を見てもそのことはわかるはず。
そして「屈託のない笑顔」もそこから生まれるもので。
そこに何事かの「意味」を見つけるのはかつて子どもだった「大人」たち。
当の子どもたちはただただ「楽しい」から遊んでいるだけ。
題材は何でも構わないが
そうした「大人」も増えると生きやすい世の中になりそう。
一見難しそうに思えて簡単なことはいくらでもある。
自らの「判断」の曇りのなさを無邪気に肯定できる「余裕」さえあれば。
青木宏一郎「軍国昭和 東京庶民の楽しみ」を途中まで読む。
新聞や永井荷風、岡本綺堂、古川ロッパ等の日記を参考に
当時の「庶民の楽しみ」を記録したもの。
年表風に横に並べて書かれた「見出し」の羅列は読みにくく残念。
「手に入る記録」すべてを「網羅」しようとしたものか。
「レジャー」という言葉が繰り返されるのがやや疑問。
1960年代に意図的に用いられた言葉で「過去」を描くのは違和感があるのだが。
とはいえ「軍国主義」がはびころうと「不況」に苦しもうと
「楽しみ」を求めて繰り出す庶民たちの様子は十二分に伺える。
この種のものに疎い向きは
昭和の始めからすでに「クリスマス商戦」があったことを知るのもいいだろう。
学生野球や相撲、川や海に出かけ「熱狂」する姿は現代も変わらず。
敢えて違いを挙げるならあまり「お金がかからない」こと。
実は「遊び」に最も必要なのは自分が利用できる「資源」であり
貨幣の量とは関係ないことも重要。
どんな環境にあっても「遊ぶ」子どもたちの姿を見てもそのことはわかるはず。
そして「屈託のない笑顔」もそこから生まれるもので。
そこに何事かの「意味」を見つけるのはかつて子どもだった「大人」たち。
当の子どもたちはただただ「楽しい」から遊んでいるだけ。
題材は何でも構わないが
そうした「大人」も増えると生きやすい世の中になりそう。
一見難しそうに思えて簡単なことはいくらでもある。
自らの「判断」の曇りのなさを無邪気に肯定できる「余裕」さえあれば。