花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

寒ラン展・コスモス畑

2009-11-13 | 牧野で見た植物
牧野で見た植物
■一芽1000万!■寒ラン11/12
 2時間の観察会のなかで菊花展と寒らん展もふたつもあると両方ともが駆け足になりキチンとは見られない。でも、驚きの言葉は記憶に残る。「一芽1000万の寒ランがあったよ」といわれた時にはへ~を通りこして眼が点になった。
 寒ランセンターに一歩足を踏み入れたとたん涼やかですがすがしくなる芳香が漂ってきてさすが寒ランと思ったことです。姿は端正でシンビジュームなどは足元に及ばない気品が漂います。今、日本より台湾で流行していて輸出しているとのことです。
 入ってすぐのところにずんぐりむっくりのランがありました。しらなかったら見すごすランです。和名は「ナギノハヒメカンラン」です。1988年室戸で小苗が発見されました。その周囲に寒蘭と「アキザキナギラン」が生えていることに着目人工交雑させた結果、同じような苗に育つことを確かめたのが牧野の職員の野町さん。10年後に開花にいたりました。室戸で見つかった苗も開花しDNA解析し、人口交雑したのと発見されたのとが同じと分かりました。その結果「シンビディウム・ノマチアヌム」と学名に「野町」がついています。
日本のシンビジュームの新種が出現したのは高知県固有のホソバシュンラン以来50年ぶりの快挙だったのです。10年待つ気長さには恐れ入ります。新種の出現というのは稀なことです。まだそれほど流通していませんので一度見られたらいかがでしょうか!?
かつて高価だったランを見ずにすんだことが悔やまれます。いまは値段も落ち着いているでしょうがそれでも私の手に入る金額ではないと思います。


            
ナギノハヒメカンラン・・値段は聞くのを忘れました。

            

            

            
コスモスは牧野植物園の芝生広場から見える北の高須の水田あとに広がっています。
       
これはほんの一部。昨年は見事に広がっていてニュースにも取り上げられ沢山の人でにぎわったのですが今年は規模が縮小されちょっと寂しいです。でも、かなりの広さです
    
遍路道を(北面にあります)下って丁度中ほどから撮影。
      
降りてコスモス畑すぐ横で撮影。
まだ咲いていない畑が多いので霜が降りるのと満開になるのとどちらが早いのか少し心配ですがま、あと1週間は大丈夫だと思われます。15日はお天気のようですので牧野のラン・菊・コスモスと花三昧をしてみませんか?



     
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