股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

バンクーバーの朝日

2014年12月23日 22時56分09秒 | 映画評論ハ行
製作年:2014年
製作国:日本
日本公開:2014年12月20日
監督:石井裕也
出演:妻夫木聡,亀梨和也,勝地涼,上地雄輔,池松壮亮,高畑充希,宮崎あおい,佐藤浩市
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1900年代初めのカナダ・バンクーバー。貧しい日本から新天地を目指してカナダにやって来た日本人たちは、想像を絶する激しい肉体労働や貧しさに加え、差別にも苦しんでいた。製材所で働くレジー笠原やケイ北本、漁業に携わるロイ永西らは野球チーム「バンクーバー朝日」に所属し、最初は白人チームにばかにされながらも、次第に現地の人々にも認められていく。
1900年代初頭のカナダに暮らす日系人が、過酷な環境にあえぎながらも野球チームを結成、戦術やひたむきさでやがて白人に認められていくさまを実話を基に描くドラマ。メガホンを取るのは『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの石井裕也。製材所で肉体労働に就く野球チームのキャプテンを妻夫木聡が演じるほか、チームのメンバーに亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、主人公の父親に佐藤浩市など豪華キャストが集結する。体格で勝るカナダ人を相手に、力ではなく技術で立ち向かっていく彼らの姿に爽やかな感動を覚える。

カナダの過酷な労働環境の中で結成された日系人の野球チームの勇姿を描いた、実話を基にした物語。日本映画界を代表する豪華な俳優陣が出演しています。監督は『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの日本アカデミー賞監督の石井裕也。
個人的に石井裕也監督の作品は大好きで、今年公開された『ぼくたちの家族』は素晴らしかった!しかし何故だろう…本作は感動も無ければ笑えるようなシーンも無い…。前半で既に観ていて退屈に感じてしまいました。とにかく題材が地味すぎたのがダメ。いやっ題材じゃなくて、演出や脚本が悪かったのか。野球を軸に置くべきなのに、その野球のシーンが少なすぎた。差別や過酷な肉体労働を強いられて、それでも屈せずに立ち上がって野球を通してカナダ人を見返してやろうという姿を見たかったのに、その努力する姿が感じられず…。大した練習もしていないのに、いつのまにか勝ち進んでいるような印象を受けました。白人が強いからバントして…勝ちました!ってそんな簡単な話でいいのか??(笑)せっかく宮崎あおいや佐藤浩市、ユースケ・サンタマリア等の役者を使っているのに何も活かされていません。泣けるかと期待していましたが、最初から最後まで盛り上がらなかった作品でした。石井監督、次はお願いしますよ!!

この作品の評価・・・・59点
コメント
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