製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2010年5月8日公開
監督 : シェーン・アッカー
声の出演 : イライジャ・ウッド,ジェニファー・コネリー,クリストファー・プラマー
official site
古びた研究室で、麻を縫い合わせて作られた人形が目を覚ました。腹部には大きなジッパーがつき、背中に「9」と書かれた彼は、自分が誰なのかも分からない。外を見ると見渡す限りの廃墟が広がっていた。茫然としていると、背中に「2」と書かれた自分と似た人形がやってきた。2は、壊れていた9の発声装置を直し、自分たちは仲間だと語りかける。
2005年アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされた作品が、80分の長編作品として生まれ変わった。そもそもは、監督のシェーン・アッカーが、映像を学んだUCLAの卒業制作として完成させた11分の短編アニメ作品だったのだが、鬼才・ティム・バートンが惚れ込み、彼が出演を呼びかけた豪華キャストにより、世界的に公開される作品に仕上がったのだ。麻で出来た奇妙だけど愛嬌のある人形や人類滅亡後というダークで悲哀に満ちた世界観は、ティム・バートンとも共通するものがある。声の出演は、イライジャ・ウッド、ジョン・C・ライリー、ジェニファー・コネリー、マーティン・ランドーほか。
人類が滅亡し文明が崩壊した世界。機械が人間を殺し出した世界で、目覚めた人形たち。
人形たちは仲間を助けに行き、そして何故人類が滅びたのか、自分たちは何故ここにいるのか、知るのです。マシンに頼りすぎた人間たちが滅亡してしまうっていうのは、未来に起きてもおかしくなさそうで妙にリアルでした。あのテイム・バートンが惚れこんだだけあって、ちょっぴり可愛くて切なくなる作品。9体の人形たちは、どれもそれぞれの性格があるのが面白い♪けれどもっとキャラを掘り下げていっても良かったんじゃないかと思います。それに、物語に新鮮味がないのが惜しい。9体の人形がマシン軍団に立ち向かっていくっていうだけど物語では物足りなさを感じます。結局は“9”が仕出かしたせいで、こんなに大事になってしまったのだから、それを友情だの仲間だのって事でまとめるのは疑問に感じます。映像が美しいだけに残念…。
これならティム・バートンが惚れこんだ11分の短編アニメの方をぜひとも観てみたいものです。
この作品の評価・・・・68点
製作国 : アメリカ
2010年5月8日公開
監督 : シェーン・アッカー
声の出演 : イライジャ・ウッド,ジェニファー・コネリー,クリストファー・プラマー
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古びた研究室で、麻を縫い合わせて作られた人形が目を覚ました。腹部には大きなジッパーがつき、背中に「9」と書かれた彼は、自分が誰なのかも分からない。外を見ると見渡す限りの廃墟が広がっていた。茫然としていると、背中に「2」と書かれた自分と似た人形がやってきた。2は、壊れていた9の発声装置を直し、自分たちは仲間だと語りかける。
2005年アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされた作品が、80分の長編作品として生まれ変わった。そもそもは、監督のシェーン・アッカーが、映像を学んだUCLAの卒業制作として完成させた11分の短編アニメ作品だったのだが、鬼才・ティム・バートンが惚れ込み、彼が出演を呼びかけた豪華キャストにより、世界的に公開される作品に仕上がったのだ。麻で出来た奇妙だけど愛嬌のある人形や人類滅亡後というダークで悲哀に満ちた世界観は、ティム・バートンとも共通するものがある。声の出演は、イライジャ・ウッド、ジョン・C・ライリー、ジェニファー・コネリー、マーティン・ランドーほか。
人類が滅亡し文明が崩壊した世界。機械が人間を殺し出した世界で、目覚めた人形たち。
人形たちは仲間を助けに行き、そして何故人類が滅びたのか、自分たちは何故ここにいるのか、知るのです。マシンに頼りすぎた人間たちが滅亡してしまうっていうのは、未来に起きてもおかしくなさそうで妙にリアルでした。あのテイム・バートンが惚れこんだだけあって、ちょっぴり可愛くて切なくなる作品。9体の人形たちは、どれもそれぞれの性格があるのが面白い♪けれどもっとキャラを掘り下げていっても良かったんじゃないかと思います。それに、物語に新鮮味がないのが惜しい。9体の人形がマシン軍団に立ち向かっていくっていうだけど物語では物足りなさを感じます。結局は“9”が仕出かしたせいで、こんなに大事になってしまったのだから、それを友情だの仲間だのって事でまとめるのは疑問に感じます。映像が美しいだけに残念…。
これならティム・バートンが惚れこんだ11分の短編アニメの方をぜひとも観てみたいものです。
この作品の評価・・・・68点