股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ザ・ウォーカー

2010年11月08日 00時35分58秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2010年
製作国 : アメリカ
2010年6月19日公開
監督 : アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
出演 : デンゼル・ワシントン,ゲイリー・オールドマン,ミラ・クニス,トム・ウェイツ
official site

核戦争により文明が崩壊した未来。世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。しかし、彼はその目的地を知らない。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らない。ひたすら西へ向かう――それだけを手掛かりに歩き続けている。ある日、とある小さな町に立ち寄ったイーライ。そこは、本を探し続ける独裁者カーネギーという男が独裁者として君臨する町だった……。
『フロム・ヘル』のヒューズ兄弟が、デンゼル・ワシントンを主演に迎えたSFサスペンス・アクション。世界が崩壊した近未来のアメリカを舞台に、この世に一冊だけ残った本を守りながら、西へと向かい孤独な旅を続ける男の姿をスタイリッシュな映像で描いている。ヒューズ兄弟のシャープな演出が光る1作だ。『マッドマックス』を想起させる世界観のもと、西部劇や時代劇のスタイルを取り入れたアクションが見どころ。また、本を探すもう一人の男を演じるゲイリー・オールドマン(『ダークナイト』など)の強烈な個性も秀逸。しかし、何よりも主人公イーライを演じるデンゼルが発揮する孤高のカリスマ性、かっこいい救世主ぶりに心酔したい。

世界感はデカいのに何でだろう…話が小さすぎてパっとしませんでした文明が崩壊した世界の映像は美しいほどリアリティがある。また主人公を演じたデンゼル・ワシントン、敵役のゲイリー・オールドマンの演技力は、善悪が見ている側からして分かりやすくて良かったです。しかし、こんなに壮大なストーリーなのに、目的が一冊の本っていうのは何とも寂しい…。たった1冊しか残ってないっていうのも疑問に感じるし、あれだけ刺されたりしているイーライが最後まで生きていられるっていうのも不思議。宗教色がちょっと強くて日本人にはピンとこないかもしれません。ラストの結末もあまり驚きはありませんでした…。
これを観るなら先日観た「ザ・ロード」の方をおススメします。

この作品の評価・・・・63点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする