股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

大怪獣のあとしまつ

2022年08月10日 17時41分43秒 | 映画評論タ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年2月4日
監督:三木聡
出演:山田涼介,土屋太鳳,濱田岳,眞島秀和,オダギリジョー,西田敏行

映画『大怪獣のあとしまつ』公式サイト | 2022年2月4日(金)全国ロードショー

「この死体、どうする?」誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語。ある男の“極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメントが、動き出すー。出演:山田...

映画『大怪獣のあとしまつ』公式サイト | 2022年2月4日(金)全国ロードショー

 


人類を恐怖の渦にたたき込んだ巨大怪獣が、突如死ぬ。人々は歓喜に沸き、安堵(あんど)していたが、巨大怪獣の死体は腐敗と膨張が進んでいた。全長380メートルもの死体が膨張した末に爆発すれば、国家規模の被害が生じるということが新たな問題になる。その処理にあたる特務隊員として、3年前に姿を消したわけありの男・帯刀アラタ(山田涼介)が選ばれる。爆発までのカウントダウンが刻一刻と迫る中、帯刀は巨大怪獣の死体に挑む。
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』などの三木聡が監督と脚本を務めた特撮ドラマ。腐敗と膨張が進んで爆発する危険のある巨大怪獣の死体処理に、1人の男が挑む。『記憶屋 あなたを忘れない』などの山田涼介、『哀愁しんでれら』などの土屋太鳳、『喜劇 愛妻物語』などの濱田岳のほか、オダギリジョー、西田敏行らが出演する。

劇場公開直後から酷評の嵐だった本作。そう言われると怖いモノ見たさ(?)で観たくなってしまう。というわけで期待値ゼロで鑑賞開始。
うん、たしかにこれは酷い(笑)これだけの一流俳優を揃えて、この出来は酷すぎますね。そもそも着眼点は良いのです。怪獣映画は数十本観てきましたが、たしかに言われてみたら倒された怪獣の後始末は誰がするのだろうか。今まで誰も触れてこなかった問題をテーマにしたのは素晴らしいと思います。これを「シン・ゴジラ」風に真面目に作ってくれたら傑作が誕生していたかもしれない。しかし!出来上がったのは下ネタ満載のコメディ作品だったから残念でしょうがない。特務隊の物語かと思いきや、政府の官僚たちのドン引きするレベルの下ネタトーク。中途半端なSF要素。意味不明なキスシーンと中途半端な恋愛要素。主要な登場人物たちには過去に色々あったみたいだけど、そこも深くは描かれず。ちょいちょい笑い要素が入ってきますが、見事に全部笑えない。というか、くだらな過ぎて若干引いてしまうほど。う〇こ、ゲロ…監督は今どきこれで観客が笑うと本気で思ってるのか??危機的状況であんな危機感の無い会話をしている政府だったら日本は終わりです。なんやかんやあってラストですが、えっ…これで終わりですか!?気味悪いというか気持ち悪いというか。しかもエンドロールの最後にダメ押しの一発。この映画のあとしまつは誰がするの?
駄作だったけど着眼点だけは評価します。

「そこはキノコじゃありません」…世界よ、これが日本映画だ。

この作品の評価・・・・★★☆☆☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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