股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

3時10分、決断のとき

2009年10月01日 02時25分49秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2009年8月8日公開
監督 : ジェームズ・マンゴールド
出演 : ラッセル・クロウ,クリスチャン・ベイル,ピーター・フォンダ
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妻と二人の息子と暮らす牧場主ダンは、地主から借りた金を返せずに土地からの立ち退きを迫られていた。ある日、ダンは強盗団のウェイド一味が駅馬車を襲う現場を目撃する。町へ出たダンは、ウェイドが逮捕される現場に偶然立ち会った事から、彼を護送する仕事を志願する。刑務所のあるユマ行きの列車が出るのは、午後3時10分。しかしそれまで、ウェイドの仲間たちの追撃をかわさなければならない。男の意地をかけた旅が始まった。
アメリカでは2007年に公開され、初登場1位、アカデミー賞にも2部門ノミネートされた話題作。2大スターが共演、監督も一流だが、なぜか日本では公開が延びていたウエスタンだ。冷酷な悪党だが人間的な魅力もある強盗団のボスにラッセル・クロウ、金のためだけでなく自分の誇りを取り戻すために護送を続ける牧場主にクリスチャン・ベイルが扮している。ひとりの男が自分の誇りのために、孤立しても仕事をやり抜くというのは、監督であるジェームズ・マンゴールドの初期作『コップランド』を想起させる。ふてぶてしい悪役のクロウはとても魅力的。本作はリメイクで、オリジナルはグレン・フォード主演の1957年作品。

父親に薦められたので観てみました。バットマンやジョン・コナーなど様々なヒーロー演じてきたクリスチャン・ベイルと、名優ラッセル・クロウ。
借金苦で地主から厳しい取り立てを受け続けるダン(クリスチャン・ベイル)一家。無骨な生き方しかできず、ダンと家族の溝は深まっていた。ダンは逃げた牛を探しつつ地主と交渉するため町へ赴くが、その道すがらダンは駅馬車が襲撃される場に遭遇する。
一方、悪名高きベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)一味は襲撃の後、町へと向かうが、そこの酒場で油断していたベンは逮捕され、3日後の3時10分発の汽車でユマの刑務所へ連行されることに。偶然その場に居合わしたダンは、護衛費欲しさにその駅のある町までウェイドを護送するという危険な仕事を申し出た。
タイトルの“3時10分”とは汽車が出発する時間というわけです。牧場主と悪人、出会うはずのない2人が出会ったとき、身分を越えた男同士の厚い絆が生まれていきます。男として、夫として、父親として、そして友として、ダンの行動がカッコよすぎます!ベンも、ダンに対して少しずつ心を開いていってラストシーンでは2人は親友になれたと思います。やっぱりラッセル・クロウは素晴らしい演技力です!
よくある西部劇ってわけじゃなく、主人公2人それぞれが悩みや決意っていうのを持っていて考えさせられる映画でもあります。久しぶりに重厚な作品を観れました♪

この作品の評価・・・・81点

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