股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ホワイト・ノイズ

2023年01月06日 16時36分38秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:アメリカ/イギリス
日本公開:2022年12月30日
監督:ノア・バームバック
出演:アダム・ドライヴァー,グレタ・ガーウィグ,ドン・チードル

アメリカのとある町で化学物質の流出事故が発生する。大学で教授を務める男は、妻と子供たちの命を守るために車で逃げることに。死を身近に突きつけられ緊迫する彼らだったが、隣の車線では人々が笑い、スーパーはいつもと変わらぬ日常を続けていくが…。
ドン・デリーロの小説を原作に描く人間ドラマ。化学物質の流出事故に見舞われ、死を恐れるあまり錯乱してしまった大学教授が、生き延びるため家族と共に逃走する。監督などを務めるのは『マリッジ・ストーリー』などのノア・バームバック。『スター・ウォーズ』シリーズなどのアダム・ドライヴァーのほか、『フランシス・ハ』などのグレタ・ガーウィグ、『アイアンマン』シリーズのドン・チードルらが出演している。

科学物質の流出事故が起き、人々はパニックに。死を恐れて逃げ惑う人々を様子を描いた本作。パニック映画を期待して観たら全然違いました。鈴木雅之風に言えば“違う、そうじゃない”
ヒトラー研究家である大学教授ジャックは死を恐れるあまり、パニックなってしまう。一方、ジャックの妻バベットは怪しげな薬にハマっていく…。ややパニック映画ではあるものの、コメディ要素もあったり、ファミリー要素もあったり。テーマが取っ散らかってる印象を持ちました。愛と死は紙一重ということかな?滅亡、信仰、政治、宗教…色々と詰まってはいるけど、何が言いたいのかいまいちよく分からない不思議な作品。
当たり前の平和な日常がある日突然崩れたら…人々はどうするか。自分ならどうするか。何を信じるか。何を諦めるか。コロナ禍になった世界への風刺も感じさせる内容でした。パニックになることは間違いない。しかし冷静になって、死を感じつつも死を恐れないように再び日常取り戻すことが大切ということかな。とにかく慌てるなってことか?
最後のダンスは謎でした。でもスーパーで踊れるくらい人生に余裕が欲しいです。

この作品の評価・・・・★★★★☆☆☆☆☆☆(満点は★10)
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