股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

偽りの人生

2014年02月16日 15時14分16秒 | 映画評論ア行
製作年:2012年
製作国:アルゼンチン/スペイン/ドイツ
日本公開:2013年7月12日
監督:アナ・ピターバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン,ソレダ・ビジャミル,ダニエル・ファネゴ
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ブエノスアイレスで妻と暮らすリッチな医師アグスティンは、誰もが憧れる生活を送るも空虚な気持ちを抱えていた。そんな中、長年会っていなかった一卵性双生児の兄ペドロがやって来るが、アグスティンは兄を殺害してしまう。アグスティンは殺害した兄と入れ替わり、新たな人生を歩もうとするのだが、生前ペドロが手を染めていた犯罪に関与することに…。
『イースタン・プロミス』などで知られる演技派俳優ヴィゴ・モーテンセンが主演と初プロデュースを務めたサスペンスドラマ。一卵性双生児の兄を殺した後、彼に成り済まし、人生の再スタートを図る男の運命を描く。幼い頃にアルゼンチンで生活していたこともあるヴィゴが、全てスペイン語のセリフで挑み、誰もがうらやむ暮らしを営む医師と、闇社会に関わる双子の兄の二役を演じる。

殺した兄の人生を乗っ取り、偽りの人生としてやり直そうとする男の日常を描いた本作。ヴィゴ・モーテンセンの1人2役が面白い♪入れ替わった後のアグティンの葛藤や苦悩が上手く伝わってきます。周囲に偽物だとバレないように必要最低限の会話をして騙し続ける。だが、どうもこの映画は説明不足が多い。登場人物たちが何者なのかも詳しく描かれないまま、弟は兄を殺して入れ替わる。いくら夫婦生活が破綻していたからって、貧しい兄の生活に飛び込む理由もよく分からなかった。貧乏が金持ちに成りすますなら分かるが、金持ちが貧乏になりたいと思うものか??そして見るからに奥さんよりも魅力的ではない女性に惹かれる理由も分からない。
そもそもこのアグスティンという男は優柔不断すぎる!養子を貰う話を進めてたら直前で「やっぱり嫌だ!」と言い出すし、兄を殺害だって急に態度を変えて衝動的に殺すし…。奥さんの「あなた何やってんの?」という言葉に全く同感(笑)

この作品の評価・・・・57点

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