股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

グミ・チョコレート・パイン

2008年08月08日 04時26分44秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
2007年12月22日公開
監督・脚本 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ
原作 : 大槻ケンヂ
出演 : 石田卓也,黒川芽衣,柄本佑,金井勇太,森岡龍
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高校2年生の賢三は、アンダーグラウンドなロックが好きな音楽少年。他のクラスメートを低俗な奴らと嘲り、「オレはアイツらとは違う」と思いながら、何をしていいか分からず、毎夜、親友二人と酒を飲んでは悶々と過ごしていた。ある日、薄暗い名画座で同じクラスの美甘子と会う。秘かに彼女に憧れていた賢三は、美甘子が自分と同じ側の人間であることを知る。自分の中で何かが変わった賢三は、親友二人とバンドを組むことに…。
大槻ケンヂ原作の同名の小説を、ケラリーノ・サンドロヴィッチが映画化。アングラなロックと映画に傾倒することをアイデンティティとしている少年たちの、恋とバンドに試行錯誤する青春ストーリー。映画、音楽ファンなら主人公と同じ気持ちが分け合える人が多いのでは?特に、80年代に青春時代を過ごし「自分は人とは違う」と息巻いたのに、平凡な人間に落ち着いてしまったと思っている人なら、心に熱いものを感じるだろう。主演は石田卓也、黒川芽衣、柄本佑ら。柄本佑のオタク少年ぶりは見事。地味だかその他、高橋ひとみ、山崎一、犬山イヌコ、竹中直人ら一癖もふた癖もある俳優が脇を固め、若手実力派を囲んで楽しそうに毒を吐いている。
甘酸っぱくて、ちょっとエッチな青春映画。これがなかなか面白かった!リストラで会社をクビになり実家に戻ってきた主人公・賢三は、ある手紙を見つける。そこにはある言葉が…。昔の友達に会ううちに、その手紙の真相が分かっていくっていう現在と過去の物語。普通の高校生の恋に何だか共感しちゃったり、男の子だからこその悩みがあって良かったです♪みんなとワイワイしてるけど「俺はお前らとは違うんだ」って思う主人公とヒロイン。「映画見るよりもっと2人で映画について語りたい」なんて言ってくれる女の子いたら最高だよね(笑)ちょっと時間が長かったのが残念…
人生はグミ・チョコレート・パイン!

この作品の評価・・・・78点

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