股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

オットーという男

2023年08月25日 18時51分31秒 | 映画評論ア行

製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年3月10日
監督:マーク・フォースター
出演:トム・ハンクス,マリアナ・トレビーニョ,マヌエル・ガルシア=ルルフォ
オットーという男 | ソニー・ピクチャーズ公式

オットー(トム・ハンクス)は、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていた。しかし実はオットーは、妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望にさいなまれていたのだった。自ら命を絶とうとするオットーだが、そのたびに向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。マリソルから小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。
フレドリック・バックマンの小説を原作にしたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』を、『幸せへのまわり道』などのトム・ハンクス主演でリメイク。町で一番の嫌われ者だった男の人生が、向かいに暮らす一家との交流を通じて変化する姿を描く。監督は『プーと大人になった僕』などのマーク・フォースター。ドラマシリーズ「クラブ・デ・クエルボス」などのマリアナ・トレビーニョ、『スイートガール』などのマヌエル・ガルシア=ルルフォのほか、レイチェル・ケラーらが共演する。

Amazon Prime videoで100円レンタルをしていたのでポチっとな。スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のリメイク作品。オリジナル版を観た記憶はあるが内容を忘れた…
夫婦の愛や、人の温かさ、人との繋がりを描いた王道のストーリーであり、1人の人間の人生が丁寧に描かれています。名優トム・ハンクスの演技力がまた物語に深みを持たせます。頑固親父のオットーの日常と、彼の若い頃の回想シーンが交互に描かれていて観やすい。なぜ彼がこんなに頑固な行動を取るのか、その理由が少しずつ明らかになっていく過程が観ていて楽しかったです。どんな人間にだって生きてきた人生の中に良い思い出も、悪い思い出もある。歳を重ねると、相手に強く当たってしまったり、自分の思い通りにいかないとイライラしてしまうことがある。でも人は一人では生きてはいけない。どんな人生を生きてきたとしても、人生の最期に「あなたがいてくれて良かった」と思われる人生って素敵だなと思いました。ご近所付き合いって大事(笑)
心温まる静かな感動をもらえる良い作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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