股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

男たちの大和/YAMATO

2006年02月19日 18時19分09秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
2005/12/17公開
監督 : 佐藤純彌
出演 : 反町隆史,中村獅童,仲代達矢,鈴木京香
主題歌 : 長渕剛「CLOSE YOUR EYES」(試聴)
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昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を下される。
世界最大最強の戦艦と謳われながらも、さしたる活躍の場を与えられず約3,000名の命とともに東シナ海に散った戦艦大和。この大和の真実を綴った辺見じゅんのドキュメントを、『人間の証明』の佐藤純彌監督が総制作費25億円という壮大なスケールで映画化した。大ヒット作に恵まれない東映ですが本作は久しぶりの大ヒット!「死んだらアカン!」この言葉が上映中、頭から離れませんでした。「死んだらアカン!」と言って母親が息子を抱きしめるシーンは泣きそうになりましたよ。実際に観客席でも泣いてる人は多かったです。それから、やはり一番凄いのは映像技術!戦艦大和は実際に実物大を作っただけに迫力は凄い!実際の映像を見てるようでした戦闘シーンは「パール・ハーバー」並みのレベルです。血飛沫もリアルすぎでした。前日に観た「有頂天ホテル」のように有名俳優が多数出てるので作品の良さはどうなのか!?と思ったけど物語の中心は海軍特別年少兵の神尾なので親しみやすい。逆に中心が反町隆史とかだとつまらないもんね神尾の恋人役の蒼井優も良い演技してたぁ。「一緒に沖縄行くんじゃろ?死んだら行けん!」は名言ですよw中村獅堂の演技も良かったけどケツ叩かれた時に、一瞬「隣人13号」の表情に見えたのは俺だけ?ちょっと怖かった....。
とまぁここまでがこの映画の良い面。次は悪い面ですが、まず「北緯三十度四三分、東経一二八度四分へ行きたいのです」って言いすぎw少ししつこ過ぎるのではないでしょうか?「東経一二八度・・・」は映画が始まってから1、2回言って、あとは普通に「戦艦大和が沈んだ場所に行きたいんです」って言った方が良かったかと思います。まぁ日本にとっちゃぁ歴史的な出来事なので詳しく言った方がいいとも思いますが...ん~何とも言えませんwそれと一つ疑問に思ったんですけど、最後のアメリカ軍との銃撃戦で、甲板にはアメリカ軍の弾がめっちゃ当たってるのに渡哲也達がいた司令室、あそこには煙も上がってないし爆弾も飛んでこないのは変だと思いませんか?アメリカ軍だって馬鹿じゃないんだから甲板の兵を撃ったら司令官とかも撃つと思うんですが。それかあの司令室だけは爆撃を防ぐ特殊な素材でできてるとか?w
とまぁ俺の中では賛否両論といった感じです。ただし戦争映画には付き物の「反戦」といったイメージは無く「昔こういう出来事があった」「命の大切さ」といった印象を受けたので戦争映画嫌いな俺でも飽きなかったし、感動するシーンも多々あったのは確かです。

この作品の評価・・・・76点

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