製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2023年2月23日
監督:今泉力哉
出演:有村架純,豊嶋花,嶋田鉄太,若葉竜也,佐久間由衣,リリー・フランキー
2月23日公開 映画「ちひろさん」公式サイト
あてもなく海辺の町にたどりついた、元風俗嬢のちひろ(有村架純)。ある弁当屋の味に魅せられた彼女はそこで働き始め、風俗で働いた過去を隠そうとしないあっけらかんとした性格、屈託のない笑顔、気取らないおしゃべりで人気を集める。やがて、家族や周囲との関係をうまく築けない女子高生、伝えたいことを伝えられずもどかしさを抱える少年、父親との過去に悩むあまりに暴力的な衝動に駆られそうになる青年など、生きづらさを抱えた者たちが、彼女を慕うようになっていく。
安田弘之の漫画「ちひろさん」を実写化したドラマ。立ち寄った海辺の町にある弁当屋で働く元風俗嬢が、飾り気のない言動で生きづらさを抱えた人々を癒やしていく。メガホンを取るのは『窓辺にて』などの今泉力哉。ヒロインを演じるのは『花束みたいな恋をした』などの有村架純。脚本は『シェル・コレクター』などの澤井香織と、今泉監督が共同で担当する。
海辺の町で働く元風俗嬢の女性・ちひろが、傷付いた人々の心を癒していく物語。ほんわかした作品でした。幸せの度合いって人それぞれだし、孤独の度合いも人それぞれ。一方的に自分の価値観を押し付けてしまうと、相手を苦しめてしまうもの。家族、友達、仕事…その場所にその枠の中にいなきゃいけないわけじゃない。孤独や闇を抱えているからこそ、人に優しくもできる。生きやすいところで生きればいいんだよと、ちひろの言動からそんなメッセージ性が伝わってきました。同じ星の人かぁ…なんかわかる気がする。どこにいたって孤独を手放さずにいられるよ。
ゆっくりしたテンポで話は進んでいきます。内容的には飽きることはないのだけど、いまいち作品全体のインパクトが薄い。観終わって考えると、何か印象的なシーンがあったかな?と思い出しづらい…。元風俗嬢役の有村架純がどれだけの濡れ場を披露するのかと思ってましたが、う~ん…やはり清純派の殻はまだまだ破れないか(笑)
あの弁当食べたくなった
この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)