股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

TENET テネット

2020年09月20日 15時46分59秒 | 映画評論タ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2020年9月18日
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン,ロバート・パティンソン,エリザベス・デビッキ
映画『TENET テネット』オフィシャルサイト|大ヒット上映中

ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が描くサスペンスアクション。「TENET」というキーワードを与えられた主人公が、人類の常識である時間のルールから脱出し、第3次世界大戦を止めるべく奮闘する。主人公を演じるのは『ブラック・クランズマン』などのジョン・デヴィッド・ワシントン。相棒を『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソンが務め、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなどが共演する。

新型コロナウイルスで大作が続々と公開延期になる中で、よくぞ劇場公開してくれました!今年最大の話題作と言っても過言ではないでしょう。『ダークナイト』『インセプション』『ダンケルク』などのクリストファー・ノーラン監督が描くサスペンスアクション超大作。ネットレビューでは「難解でした!」という意見が多かったため、事前にネタバレなしのあらすじを読んでからの鑑賞。
はい、難解でした(笑)主人公が未来から時間が逆行する装置を使用してやってきた敵と戦い、第三次世界大戦を阻止しようとする物語。個人的には全体の6割くらい理解できたはず。通常の時間軸と未来から逆行する時間軸は確かに途中で混乱しました。「これは通常の時間軸なのか?それとも巻き戻されている時間なのか?」と、入り組んだ伏線を全ては理解できませんでしたが、なんとなく話の流れは観ていれば分かります。酸素ボンベを装着することで逆行の時間軸だと分かる優しさは観客としては助かりました(笑)些細なシーンの中にヒントが隠されていたり、点と点で線で繋がっていく展開は凄い!!「そのシーンとそのシーンが繋がっちゃうの!?」と何度も驚かされました。映像技術は凄い!現在と未来からの挟み撃ちの攻撃はもう圧巻です!主人公とニールがあのまま時間軸を進んでいったらどうなるのかが気になるところ。起きたことは仕方ない…そんな言葉では済ませられない程、難解でありながらも、全てのシーンに意味がありそうな底なし沼のような深い作品。「面白かった!」とは素直に言えませんが、観終わった後で色々な解釈をしてしまう後味が残る映画でした。
本編の台詞のあったように「考えるな、感じろ」まさにその通りの映画でした。ここ最近のノーラン監督作品は難解なものが多くて一度観ただけで全てを理解するのは無理。本作も2度3度観ることで物語をより深く理解できると思いました。実際に、「あのシーンもう一回観ればこの状況分かるのに!!」って思うことが何度か。それにしても、こんな話を考えちゃうノーラン監督って凄いわ!!大型旅客機を建物に衝突させるためだけに、本物の旅客機を買い取って本当に爆破させちゃうんだから、スケールが違い過ぎる…

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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