股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

アップグレード

2020年02月17日 16時43分38秒 | 映画評論ア行

製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年10月11日
監督:リー・ワネル
出演:ローガン・マーシャル=グリーン,メラニー・ヴァレジョ,ベッティ・ガブリエル
映画『アップグレード』オフィシャルサイト

近未来で妻のアシャ(メラニー・ヴァレジョ)と穏やかに生活していたグレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は、突如現れた正体不明の組織に襲われる。妻は殺され、グレイは一命を取り留めるが、全身がまひしてしまう。悲しみに沈む中、ある科学者から実験段階にある人工知能チップ“STEM”を肉体に埋め込む手術を提案され、彼は受けることにする。やがて彼は体を動かせるようになったばかりか、驚異的な身体能力を得る。
『パラノーマル・アクティビティ』『パージ』シリーズなどに携ってきたジェイソン・ブラムがプロデューサーを務めたSFアクション。謎の組織に妻を殺され全身まひになった男が復讐(ふくしゅう)に挑む。メガホンを取るのは『インシディアス 序章』などのリー・ワネル。『インビテーション』などのローガン・マーシャル=グリーンをはじめ、メラニー・ヴァレジョ、スティーブ・ダニエルセンらが出演する。

近未来を舞台に、妻を謎の組織に殺された男が人工知能チップを埋め込んだことで驚異的な身体能力で復讐に挑む物語。ただの復讐話というわけではなく、人工知能チップ“STEM”によってアベンジャーズ並みの運動能力を手に入れたグレイが、最初は身体が操られている違和感に苦しみながらも、徐々に容赦ない復讐の鬼と化していく展開。似たようなSFアクションは今までにもありました。黒幕は誰なのか…というよくある話でなんとなく予想できそう…しかし!話は意外な方向に進んでいきます。オチが新鮮です。身体だけでなく心まで奪われてしまう恐怖。現実と夢の世界、どちらが幸せなのかは人それぞれなのかもしれない…。これはハッピーエンド?バッドエンド?近い将来、こんな未来が訪れると考えると人類滅亡もありえるのかもしれませんね。撮影技術も見応えがありました♪低予算映画でありながら自動運転、ドローン、AI技術など、近年の流行を上手く取り入れた作品。上手くまとまっている作品ですが、観終わった後スッキリしたような、しないような複雑な気持ちになりました

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
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