股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

人間失格

2010年08月17日 00時50分24秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
2010年2月20日公開
監督 : 荒戸源次郎
原作 : 太宰治
出演 : 生田斗真,伊勢谷友介,寺島しのぶ,石原さとみ,小池栄子,森田剛,三田佳子
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資産家の息子・大庭葉蔵はある日、同じ画塾に通うという堀木に出会った。遊び人の堀木の影響を受け、放蕩三昧の日々を過ごす葉蔵。女にも苦労しなかったが、やがてそんな生活に疲弊していく。そして彼は、カフェの女給・常子と鎌倉の海で心中を図るが、自分だけが生き残ってしまう結果に。事件後葉蔵は、子持ちの記者・静子の元に転がり込み、仕事を世話してもらうのだが…。
今なお多くの人に読まれる太宰治不朽の名作を映画化。幼少期より自分をさらけ出さない資産家の息子・大庭葉蔵の半生を、耽美的かつ退廃的な映像美で映し出していく。言い知れぬ感情を抱えた葉蔵が、悪友・堀木や様々な女たちと出会い、心を激しく揺らしていく姿が印象的だ。そんな葉蔵を演じたのは、映画初出演・初主演となる生田斗真。いきなりの難役にもかかわらず、悩み続ける葉蔵を新たな魅力で演じきった。彼を惑わす堀木役の伊勢谷友介は、キレのよい演技で無頼の男を表現。葉蔵を愛した女たちには、寺島しのぶ、石原さとみ、坂井真紀ら実力派女優が配された。森田剛演じる中原中也の登場など、映画オリジナルの要素にも注目したい。

原作を読んだことはありませんが、太宰治自身を描いたと言われる作品みたいです。
先日観た「ヴィヨンの妻」と比べると、上映時間の長さをわりには印象に残らない作品だったと感じました。主人公の葉蔵の幼少時代からの人生を描いているが、波乱万丈な人生なのだろうけど、その苦悩だのが伝わってこないせいで勝手に落ちぶれていくように見えてしまう酒に溺れ、女に溺れ、そして心中する…面白くはなる要素はあると思うけど、描き方が下手かなぁ。豪華なキャスト陣なのに、そこらへんが活かしきれてなかったと思います。

この作品の評価・・・・62点
コメント
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