股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

落下の王国

2009年07月06日 23時22分33秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2008年9月6日公開
監督・製作・脚本 : ターセム
出演 : リー・ペイス,カティンカ・アンタルー,ジャスティン・ワデル
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1915年のアメリカ、オレンジの木から落ちて怪我をし、入院中の5歳の少女、アレクサンドリア。人懐こい少女は、あどけない笑顔で病院中の人々に可愛がられていた。ある日、足の怪我でベッドから起きられない青年と知り合う。病室に入ってきた利発そうな少女に、青年は自分が作った物語を聞かせる。たちまち夢中になって、続きを聞かせてとせがむ少女。しかし、それは少女に自殺するための薬を盗み出させるための作戦だった…。
『ザ・セル』のターセム監督が構想26年、撮影に4年の歳月を費やして完成させた、壮大なスケールの叙事詩。映画の撮影で怪我をし、主演俳優に恋人を盗られて生きる希望を失っていたスタントマン青年と、腕を怪我して入院中の少女が青年の「お話」で心を通わせていく。自殺願望のある青年が無垢な少女のために綴った物語は、いつしか青年自身を励ますようになるのだった。その物語は、万華鏡のような鮮やかな色彩で描かれていて、子供の頃胸をときめかせて読んだ絵本を映像に再現したかのよう。ベートーベンの交響曲第7番が締めくくるエンディングは、ラストを盛り上げ、いつまでも余韻を残してくれることだろう。

美しい映像の数々…世界中の世界遺産の映像の凄さにまず驚かされます現実の世界と空想の世界、2つの世界が見事に描かれていました。ただのファンタジー映画かと思いきや、少女と青年の物語が心にグっときます!死のうと決意した青年が、自殺薬を保管室から盗むために少女に作り話をします。始めは騙すためだけの話でしたが、少しずつ少女の一生懸命さに青年の心は動かされていきます。まぁこの少女の子供らしくない言動に、ある意味ファンタジーを感じましたが(笑)何故に青年がそこまで死にたがるのか理由が曖昧になっていたのが難点でした。でも映像を観るだけでも楽しめるかもしれません♪
ラストのスタントの映像はホンモノ!?あれがホンモノだったら凄すぎる

この作品の評価・・・・71点
コメント
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