股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

僕らのミライへ逆回転

2008年12月31日 18時01分20秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年10月11日公開
監督・脚本 : ミシェル・ゴンドリー
出演 : ジャック・ブラック,モス・デフ,ダニー・グローヴァー
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いまだにビデオテープしか置いてない街角のレンタルショップ。そこは30年代に活躍した伝説のピアニストの生家だというが、いまや再開発のため取り壊しの運命に。そんな中、店員のマイクは店長から店の留守を預かる。やる気満々のマイクだが、近くのトレーラーハウスに住む友人ジェリーが起こした「事件」のせいで、店の全ビデオの中身が消去されてしまう。困った二人は自分たちで映画をリメイクし、それを客に貸し出すのだが…。
「貸す中身がないなら、自分たちで作ってしまえ!」という発想で次々に名作・旧作映画をリメイクしていくのは、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックとラッパーのモス・デフ。リメイクされるのは『ゴーストバスターズ』『ロボコップ』『ライオンキング』など一貫性はない。だが、手作り感がうけ、評判を呼んでいく。監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。本作ではとくに奇をてらった映像は出てこない。むしろ「映像派」と言われることに反発するかのように、メジャー作品を登場人物たちがチープにリメイクしていくのだ。それが人気を呼ぶというところに、メジャーに対するアンチテーゼが含まれているのだろう。

映画に対する人々の熱意というものを感じる作品でした。名作映画を自分たちで作り、それによって街の人々が交流を深める、下町人情物語って感じでしょうか(笑)有名な作品ばかりを描いているので、「ああ、こういうシーンあったなぁ」と思いつつ、そのあまりのお粗末な作りに新鮮さも感じましたただし、磁気の要素はストーリーを考えれば余計な設定なのかなと思いました店のビデオを全部壊すなら、もうちょい良い設定があったんじゃないかな。ラストの終わり方もあまり感動出来なかったのが残念もう1つぐらい展開があれば良かったなと思います。

この作品の評価・・・・75点
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ソウ5

2008年12月31日 05時23分55秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年11月28日公開
監督 : デイヴィッド・ハックル
出演 : トビン・ベル,コスタス・マンディラー,スコット・パターソン
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ジグソウの遺体と対面し、ゲームへの強制参加を知ったFBI捜査官ストラムは奇跡的にトラップを逃れる。ところが、満身創痍の自分に比べ、同じく生還したホフマン刑事は無傷で、しかも連続殺人事件解決の手柄を独り占めにしていた。一方、ジグソウことジョンの元妻ジルは弁護士から手渡された遺品の木箱を開けて驚愕する。そして、密室に監禁され、首輪で繋がれた5人の男女に新たなゲームの開始が告げられるのだった…。
ついに5作目を迎えた大ヒット・スリラーシリーズ。今作は、『ソウ2』からプロダクション・デザインを担ってきたデイヴィッド・ハックルが初めてのメガホンをとり、これまで巧妙にずらされていた時間軸を整理し、ある意味、仕切り直しの様相を呈している。が、「殺人ではなく、更生のチャンスを与えている」とゲームの哲学を主張するジグソウが、ジルに託した遺言と遺品の中身は何なのかという新たな謎が提示される。さらには、ストラムがジグソウの後継者とにらむホフマンの抱える苦悩も明かされ、新たなゲームの展開を期待せずにはいられなくなる。脚本は前作に引き続きマーカス・ダンスタンとパトリック・メルトンのコンビ。

毎年ハロウィンの時期に公開されるのがSAWシリーズ。「ソウsaw97点」→「ソウsaw2 95点」→「ソウ3 78点」→「ソウ4 71点」と年々下がってますねぇで今回の最新作「ソウ5」。前作4作品を観ている事がまず前提です。前作からの続きから物語は始まります。言ってしまえば今回は前作で残っていた謎を説明する感じです。なので物語としては大して展開はありません4の詳しい解説書のようなのが5なのだけど、それでも新たな謎を残してくれたまずは「遺品の中身は何だったのか?」そして「真の後継者は誰か?」相変わらず焦らしてくれますねぇホフマン刑事が最初から怪しいのは確実なのだけど、それでもラストにストラム刑事が死ぬのは予想外でした!ジグソウが狙うのは社会的に何か悪い事をした人間だったはずストラム刑事って特に悪い事もしてないのに殺されちゃって、不思議というか可哀相な(笑)つーか今までのジグソウならば、ケースの中に入れば絶対に殺されるのだが、今回はケースに入ったホフマンが脱出しちゃうっていう今までと逆の展開これって裏で誰か別の人間が操ってるのかなと考えちゃいました。あともう一つ言えば、今までの登場人物がちょこちょこ出てくることに焦りました。「こいつ誰だっけ??」と数年前に見た前作の死んだ人物なんて覚えてませんよ(笑)
ストーリーとは別に、やはりソウと言えば残虐なシーンが見物!!今回もそういうシーンはあったけど意外にグロさは抑え目だった気もしますというか定番の一般人が巻き込まれるゲーム。今回も男女5人のゲームに参加させられるわけだけど、どういうわけか今回はストーリーに全く繋がりがない完全に「男女5人のゲーム+今までの謎の説明」と別々に描かれているんですね…。これが6で繋がるのかもしれませんが
6を観れば5の評価がもっと上がるのかもしれませんね。6に期待!!

この作品の評価・・・・71点
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軍鶏 Shamo

2008年12月31日 05時19分47秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2006年
製作国 : 香港=日本
2008年5月3日公開
監督 : ソイ・チェン
出演 : ショーン・ユー,魔裟斗,ディラン・クォ,ブルース・リャン,石橋凌
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両親を惨殺した罪で少年院へ送られた成瀬亮。最愛の妹も去り、周囲の少年たちから虐げられる中、彼は終身刑の囚人・黒川から空手を習い、強さを身につけた。退院後男妾をしながら妹を探す成瀬は、道場に誘ってくれた黒川の弟子でヤクザの山崎を裏切り、同じくヤクザの望月が主催する総合格闘技「リーサルファイト」へと出場することに。しかしそれは親殺しの成瀬を相手選手に倒させて大会を盛り上げようという望月の罠だった……。
ドラマ「スケバン刑事」シリーズや『AKIRA』などの脚本で知られる橋本以蔵のコミックを、香港映画界の若き奇才ソイ・チェン監督の手で映画化。地獄を見た少年が空手と出会い戦いの世界へと身を投じていく姿を、変幻自在の映像で描く。主演のショーン・ユーはそれまでの好青年的な印象を一変させる、野獣のような激しく猛々しい演技を披露。アクションの切れ味も鋭い。“台湾の速水もこみち”ことディラン・クォも長い手足を自在に動かす美しいファイトシーンを見せてくれる。また日本からは主人公成瀬の敵役として格闘家の魔裟斗が出演。さらに少年院長役で出演した石橋凌は、彼らしい凄みと嫌味の効いた演技で作品にスパイスを与えた。

面白いのはホントに最初の方だけで、終わりに近づくにつれて薄っぺらい話になってきます親を殺し少年院に入りイジメに会うが、そこで空手を覚え格闘技に挑戦するストーリー。彼がそこまでして闘う理由が全然見えてこないので、金のためにしか思えません。妹を思うだけでそこまでやるのか普通?しかも重傷を負ったのに黒川と特訓して痛みを克服できるのも謎マサトの格闘シーンはやはり本物だけに迫力はありました。でもラストの終わり方は納得行きませんねこれからどうなるんだ!?って所で終わってしまって全然スッキリしません

この作品の評価・・・・53点
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