股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ダークナイト

2008年07月29日 03時41分20秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
2008年8月9日公開
監督 : クリストファー・ノーラン
出演 : クリスチャン・ベール,ヒース・レジャー,アーロン・エッカート
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ジム・ゴードン警部補とハーベイ・デント地方検事に助けられながら、バットマンは街で起こる犯罪撲滅に成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る犯罪者の台頭により、ゴッサム・シティは再び混乱状態に陥る。バットマンにとってジョーカーはもっとも個人的な意味合いをもつ、最強の敵。この新たな脅威を葬り去るため、彼はあらゆるハイテク武器を駆使し、信じるものすべてと衝突しなければならなくなる…。
映画『バットマン・ビギンズ』の続編。バットマンの宿敵ジョーカーによって混乱に陥ったゴッサム・シティを守るため、再びバットマンが死闘を繰り広げる。前作に引き続きクリスチャン・ベールが再びバットマンに扮し、監督もクリストファー・ノーランが続投。また、適役のジョーカーを、2008年1月に亡くなったヒース・レジャーが演じている。
ジャパン・プレミアで鑑賞。前回のジャパンプレミアと言えば前回の「アイ・アム・レジェンド」の大コケが記憶に新しいですが(笑)単なるアメコミ映画、単なる続編映画。観る前は確かにそう思ってました。観終わったあと…この独特の世界観に圧倒されました!一言で言っちゃえば、とにかく素晴らしい!!いやっそれしか言いようがない(笑)今年っていうより、ここ数年の中でも1位なんじゃないかってぐらいの面白さでした!バットマンが宿敵ジョーカーを倒すっていう単純なストーリーではなく、緊張感あり涙ありの恐怖ありの、もー何でもありのストーリー何と言っても宿敵ジョーカー役の今年1月に亡くなったヒース・レジャーの演技が素晴らしかったです!これはアカデミー賞で助演男優賞獲れるんじゃねぇか??ジョーカーによって人生や感情をめちゃくちゃにされていく人々…。もちろんバットマンもその1人。ヒーローだからこその悩みってこんなに切ないものなのかと思いましたジョーカーが登場する度にホラー映画とは違った緊張感や恐怖を感じて、何だか悪者なのにもっと暴れてくれって思うぐらいの存在感でした。冒頭の銀行強盗のシーンからわかる世界観は見事なもの!前作「バットマン・ビギンズ」を観ていない人、こういうジャンルの映画は好きじゃない人、そんな人でも文句なしに楽しめる作品だと思います!映画館で観ないと絶対に後悔します!

今年の夏は「ダークナイト」で決まり♪

この作品の評価・・・・96点
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帰らない日々

2008年07月29日 00時03分01秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
2008年7月26日公開
監督 : テリー・ジョージ
出演 : ホアキン・フェニックス,マーク・ラファロ,ジェニファー・コネリー
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大学教授のイーサンは、10歳の息子ジョシュがチェロを演奏するリサイタルに妻のグレースと8歳の娘エマと出かけ、幸せな一時を過ごし帰途につく。一方、弁護士のドワイトは、別れた妻の元へ愛息ルーカスを送り届けるために車を飛ばしていた。そして悲劇は起きる。イーサンの目の前でジョシュがひき逃げされ、幼い命を落としてしまう。犯人への復讐心に燃えるイーサンは弁護士事務所に相談に行き、ドワイトを紹介される。
決して犯してはいけない過ちである。だが、誰もが被害者にも加害者にもなり得るのもまた事実だ。ひき逃げという卑劣な犯罪によって2つの家族が直面する罪悪感と苦悩を描き、観る者の心を強く揺さぶる本作。『ホテル・ルワンダ』のテリー・ジョージがメガホンをとり、原作者ジョン・バーナム・シュワルツと共に脚本も手がけている。我が子を愛するがゆえに苦しむ2人の父を演じるのは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のホアキン・フェニックスと『死ぬまでにしたい10のこと』のマーク・ラファロ。どんなに辛く苦しくとも、現実に向き合うことが残された者たちのなすべきこと。それを最初に行動で示す幼いエマが健気だ。
前日にSHOWBIZ COUNTDOWNで作品紹介してたのを見て、「ホテル・ルワンダ」の監督ってだけで観に行こうと決めました。でも監督が誰とかは関係なく、泣けたし考えさせられる作品でした!「息子をひき逃げ事故で亡くした父親は、警察の捜査の進展の無さに痺れを切らし弁護士事務所に捜査を依頼する。そこで紹介された弁護士。その弁護士こそが犯人だったのだ…」というお話。被害者、加害者それぞれの立場が描かれていて考えさせられます。息子を失った母親のグレースは取り乱すが、少しずつ現実を受け入れて前に進もうとする。娘は兄の分まで生きようとする。しかし父親のイーサンは犯人への憎しみが日々増していく…。家族の絆、それはこんなにも簡単に崩れてしまうものなのかと思うと悲しくなりました。娘の「天国に音楽は届くかな?」というセリフはボロボロ泣いてしまいました
ラストのイーサンの決断は正しいのかは自分には分かりません。自分だって大切な家族や友達や、恋人が殺されて目の前にその犯人がいたら何するか分からないし…。ただ、復讐によって誰かが報われるなんて事はないと思う。死んで償うより生きて償えってことをイーサンは最後に思ったのかな…。加害者、被害者というのは紙一重であって誰にでも起こりえることなんだと思いました。この映画の加害者は自分勝手だと思う。でも実際に自分が加害者の立場になったら?罪から逃れることは、もちろん駄目だけど加害者の気持ちも少しだけ分かるかも上映してる映画館が池袋と日比谷ぐらいしかないのが残念だけど、おススメなので観る価値はあります!!

この作品の評価・・・・84点
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