空気の流れを感じる実験は、次に自分の手のひらで管底を塞いで吹いてもらいました。
次に1本の貫通管の底穴を手のひらで塞ぎ、吹いてもらいました。
底を塞いだ箇所で少しでも空気のモレがあると音は鳴らないことがわかります。
底部分の内径・外径を感じ、均等に力がかかるよう自らが工夫します。
力加減のコツがつかめると、いきなり音が鳴り始めます。
ここで私が問いかけます。
「さきほど管底を通過する空気を確認しましたが、塞ぐと管底まで行った空気はどう動きま
すか?」
管の中の様子は見ることはできませんが先ほどの体験をもとにイメージを膨らませます。
「そこまで到達した空気は行き先がなくなるので、底から上に向って登ってきます」
「登って来た空気は次から次へと送りださせる空気で押込められ前方向に飛び出していきま
す」
実は管底まで行った空気が歌口まで登り、前に飛び出す瞬間が「音の出るきっかけ」なの
です。
風の音パンフルート製作工房では、いろんな実験をしながら楽器作りを行っています。
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp
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