研修者の方が自宅に帰ってもパンフルート製作が続けられるよう簡易組み立て用治具を作ってもらいました。
ベニア板土台の上に上下に糊しろをつけた厚紙を並べ、折り目をつけたベニア板を曲げてかぶせ接着します。
パンフルートは22本の管(標準ルーマニア型アルトパンフルート)をカーブに沿って接着し組み立てて行きます。
この時どうしても台座が必要となります。
今回研修に来られた方には私の手持ちの材料の中から、これというものを選んで指導しながら実際に手作り作業を
してもらいました。
以前から簡易台座は「作れるのではないか」とは頭の中ではイメージしていましたが実際作るのは始めて、しかも
作業をするのは他人とあって完成までこぎつかれるか心配でありました。
製作途中でのポイントは4枚の中骨がグラグラしていることでありましたが、中央と両端の3筋計9枚の板を差し込
んで接着することで解決、紙で作ったとは思えないほどの強度が出て来ました。
土台がしっかりすれば、あとはその上に板を沿わせて接着するだけです。
風の音パンフルート製作工房ではパンフルート製作技術を公開しております。製作に興味のある方は広島市安芸区上
瀬野町205の工房に体験入門ください。お問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまで。