※ 2面 ニュースがわからん!
ダボス会議とやら いったい何じゃ
環境や経済…「世界の今」語る場
今回のダボス会議の主なテーマと参加者
サブプライム問題や世界経済
・サマーズ元米財務長官
・国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事
・投資家のジョージ・ソロス氏
・渡辺金融相
・クドリン・ロシア財務相
地球温暖化や貧困問題
・ゴア前米副大統領
・播基文・国連事務総長
・ブレア前英首相
・福田首相
・ロックスターのボノ氏
・米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長
エネルギー問題
・米エネルギー省のボドマン長官
・カタールのアティーヤ・エネルギー産業省
・甘利経済産業相
テロ対策や安全保障、中東情勢
・ライス米国務長官
・ムシャラフ・パキスタン大統領
・カルザイ・アフガニスタン大統領
☆ 福田首相が、<ダボス会議>に出席というニュースを見ながら、ダボスとはどこにある地名で、どんな会議なのだろう? と、疑問に思っていた。
気になるので、三日前、地理に詳しい友人に、ダボスはどこにあるのか尋ねた。自分で調べようとはせず、聞くが早し…と。
<スイスの、アルプスの北にある町>だと教えてもらった。
それから、地図帳を開いて、確かめた。
三冊の世界地図を取り出して。
地図帳には、<ダボス>または<ダヴォス>の表記で出ている。索引から調べるには、統一されている方が便利だなのだが、発音に忠実であろうとすれば、<ダヴォス>になるのかもしれない。
老いの身には、地形の色分けや複雑な約束事によって成り立つ地図上に、地名を探すのは容易なことではない。老眼鏡をかけ、さらにルーペで拡大して、やっと、ダボスを見つけて、安堵した。
<ダボス会議>については、私ばかりでなく、よく分からないな人が多かったようで、今日の記事となったのだろう。
紙面には、簡略な地図も添えてあり、一目瞭然、スイスの東部にある町と分かるようになっていた。
ダボス会議の歴史も分かった。
71年にできた「欧州経営フォーラム」が出発点で、参加の広がりにより、87年に「世界経済フォーラム」と名を変えたらしい。 これはスイスの公益団体が毎年1月に開く総会で、開催地がスキーリゾートのダボスであるところから、ダボス会議と呼ばれるのだということも理解できた。
何かを決める会議ではなく、話し合い主体のものらしい。
出席者は、世界の著名企業の経営者や政治家、学者などでなりたち、時には異なる分野で活躍している人たちが、コーヒーを飲みながら、気軽に意見交換ができるという、かなり自由な雰囲気もあるらしい。
今年は、大小230を超える会合に、約2500人の参加者があったという。
地球温暖化問題における日本の取り組みをアピールするという目的もあって、今回は、このダボス会議に福田首相も出席し、意見を述べたことで、いっそう目立つ政治記事となったようだ。
今まで、全く関心のなかった会議だが、各界の人たちが集まり、自由に考えを述べ合う場というのは、世界に山積する諸問題を、諸国の人々がともに考えるという意味で、意義ある会議だと思った。
今日は、ダボスの位置を教えてもらった友人の来訪を受け、一緒に地図を眺めながら、その会議の意義を話し合ったりした。
と、友人は、スイスの東隣を指し、ここには、「リヒデンシュタイン」という小さな国があるのだと教示。私にとっては、まるで未知の国の存在であった。
私の持つ地図帳の一冊、『今がわかる時代がわかる世界地図』(2005年版)を調べてみた。ドイツ人の名前さながらの、この国「リヒデンシュタイン」は、人口3万人で、母国語はドイツ語とあった。
夢のある国なのだろうか、苦難の道を喘いでいる国なのだろうか?
地図の上からは何もわからない。
ダボス会議のおかげで、思いがけず社会科を勉強する日となった。
(写真 草花舎の小梅。1月28日撮影。)
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