ノーマン・ロックウェル展

2010-06-19 13:02:39 | タナカ君的日常
         展示室の入口付近に設置された等身大に引き伸ばした画像の中に入り込んでみました。

 数日前に町内会の掲示板にあったポスターでノーマン・ロックウェルの特別展が府中市美術館で開催中であることを知りました。 毎日が日曜日の僕でも株式市場が開いている時には、そちらに心が傾きます。 それで土曜日の今日まで待って妻と一緒に出かけて来ました。 上野あたりの美術館や博物館で開かれる特別展では、通常は高齢者の見物人で溢れかえり、 ゆっくり鑑賞するのが困難な事が多いのですが、 ここ府中市での展示会は違いました。 観覧者の数が少なく、しかも圧倒的に若者の比率が多いのです。 展示品に魅力が無くて入場者が少ないのでは無く、 府中あたりの美術館の特別展示に注意を向けている人が少なくて、入場者が少ないのではないかと考えましたが、どうでしょう。

 ノーマン・ロックウェルは写真の様な絵を描く人で、「サタデー・イブニング・ポスト」誌の表紙絵を長く描き続けた人としても知られています。 日本でも愛好者は多く、九州・湯布院には常設の展示施設もありますが、湯布院の美術館の展示物は大半が”コロタイプ版画”でしたが、府中市美術館で開催中の展示作品には多くの油彩原画が含まれていました。 展示品の案内を見ると、アメリカ各地の美術館などの所蔵品を借り出して構成されているとわかります。 彼の作品が好きで見たい人にとって貴重な展示会だと思います。 開催期間は7月11日までです、見たい人は急いでどうぞ!!

  展示室の外で大画面TVで制作過程場面等を紹介していましたが、 大勢の人物で構成される絵など、配置したモデルにポーズをとらせ、キャンバスに直接描いていました。僕は今迄、写真撮影してそれを引き伸ばして、下敷きにして描いているのではないか? と勝手に想像していましたが、違いました。 50分以上も掛かる内容をその場の座り心地悪そうな座席で見るのはカッタルイので、DVDをお土産に買って帰りました。これから家のTVで見てみます。 僕が見終わったら、見たい人には貸してあげますよ。下の絵は家に有ったノーマン・ロックウエル画集から息子が模写したものの様です、


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