家庭内映画館

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「Z108地区 ~ゾンビ包囲網~」・・・(798)

2013-08-23 21:51:39 | Weblog
「Z108地区 ~ゾンビ包囲網~」Z108棄城
監督・脚本・製作:ジョー・チェン
出演:デニス・トー、イボンヌ・ヤオ、モーリス・ロン、タイ・ポー、チュー・ムーイェン、他
2012年・台湾・87分<レンタル>

<STORY>
秘密の研究が行われていた製薬会社の工場が爆発事故を起こし、ゾンビウィルスが大量に散布された108地区。瞬く間に凶暴なゾンビの群れが発生し、避難勧告が出される中、逃げ遅れた人々を救うためSWAT部隊の精鋭が投入される。しかし、混乱に乗じて横暴の限りを尽くすマフィア一味が待ち受けており、SWAT隊とマフィア、そしてゾンビの群れが三つ巴になり、血みどろの戦いを繰り広げる...

何なんだこれは?(笑)まぁパッケージを見る限り、そんな期待を持てる作品だとも思ってませんでしたが...

話自体はありきたりにもほどがある”ウイルスが事故で散布され、ゾンビ大量発生”ってやつです。何のヒネリもありません。
基本的な話は警官隊vsヤクザの銃撃戦のさなかゾンビが出現、共闘しながら逃げつつ途中で一般市民も助けたりする。それと並行してレザーフェイス風の変態鬼畜男が混乱に乗じて女たちを誘拐し、陵辱し、殺す。最後に生き残った者達が変態殺人鬼の部屋に逃げ込んできて立て篭る...って感じです。
上記の<STORY>はいつも通りネットで拾ってきたものを貼りましたが、実際観た感じとは違いますね~

とにかく話がとっ散らかってしまってて何が何だかって感じですし、登場人物が多い割にリーダーシップを取るようなキーマンになるような人物がいない。
ただひたすらどのキャラも好き勝手に動き回ってる感じでした。
警官隊もヤクザも銃器を持ってるくせに早々に弾を使い果たしたのか?ほぼ全編逃げ回るばかり、ゾンビとの攻防戦よりも変態殺人鬼の方にスポットがあたりまくる始末。最後はゾンビなのか何なのかわからないような怪物まで出てくるし...極めつけは最後の最後でストーリーに全く関係のない連続殺人鬼まで現れて、無駄に殺し、無駄に殺されます。何がしたいのかまったくわかりません。

監督が脚本も製作もやってるってことはある種のインディーズムービーに近いものなのかも知れません。多分やりたいことを全部詰め込んだのでしょう...それにしてもヒドい出来です。
警官隊vsヤクザの銃撃戦はおそらく「ゾンビ」の、殺人鬼はおそらく「悪魔のいけにえ」のオマージュだと思いますが
そんなどうでもいいオマージュを入れる暇があれば、もっと脚本を練るべきですね。


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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2013-08-31 02:49:14
色んな要素を詰め込み過ぎですよね。
纏まりのない作品になっていました。
監督は好きなホラーを入れたかったんでしょうけど、これじゃあ単なる闇鍋映画でしかないですよ。
正直つまんなかったです。
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Unknown (ONE OF THE BROKEN)
2013-08-31 14:00:21
ヒロ之さん>
この監督も最初で最後の作品だと思って撮ったんでしょうけど(笑)
それにしても詰め込みすぎで、まったく何をしたいのかわからない内容になってましたね。
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