家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「悪夢探偵」・・・(265)

2007-08-19 21:42:30 | Weblog
「悪夢探偵」
監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也
出演:松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉漣、原田芳雄、塚本晋也、他
2007年・日本・106分<レンタル>

<STORY>
ある日、少女と中年サラリーマンの惨殺死体が立て続けに発見される。二人の被害者は自室のベッドの上で何者かに切り刻まれていた。事件を担当するエリート刑事・霧島慶子と同僚の若宮らは被害者が、「0」で表示される謎の人物と最後に電話をしていたことに気付く。やがて事件の鍵が“夢”にあると推測した霧島は、他人の夢の中に入る特殊能力を持つ悪夢探偵こと影沼京一の存在を突き止め、捜査の協力を申し出るが...

今や説明不要の塚本晋也監督の最新作。
今作は塚本晋也にしてはかなりのエンターテイメント作品ですね(笑)
もちろん塚本作品らしく一筋縄ではいかない仕上がりになってます。

あまり事前情報は入れずに観たのですが、主人公が非常に腑抜けでやる気なしの(笑)まるでエヴァンゲリオンの碇シンジのようなキャラ設定でちょっと驚きましたが、ストーリーもそんなに複雑ではなくて観やすかったです。
元々塚本晋也のパンキッシュでメタリックな質感を持った画と破壊的・破滅的な作風は結構好きで作品はほとんど観てるのですが、今作も一般的に観やすい作品の割にはその辺はちゃんと残っていて塚本ファンも納得して観れると思います。

もし難があるとしたら...私はそうでも無かったですが...まずhitomiの演技でしょうね(笑)かなりというか完璧な棒読みです。ただ、やっぱりルックスが良くて背が高くてスタイルも良いんで絵になるというか雰囲気はありますよね~
演技力も確かに必要ですが、役柄的にそんなに演技力を必要としませんし、セリフも少なめで個人的にはそんなに悪くはなかったと思います。
あと、相変わらず監督が出演してること(笑)個人的には役者・塚本晋也は結構狂気を孕んでいて好きなんですけど、まぁほとんど主演クラスの役が多いですし人によっては「M・ナイト・シャマラン」的に見てるかもしれませんね~(笑)

基本的にサスペンスホラーで結構キツイ描写もありますので誰にでもお薦めできる作品では無いですが、塚本作品はイマイチ受け付けないという方には一度観ていただきたいですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿