7月4日、いよいよ運命の日・・・というか、片付け業者が来る日である。一晩中暑くて寝ながら汗だくになりつつも、なんとか5時過ぎまで寝られた朝。片付けられては困る物を「片付け無用」エリアに寄せ集めたりしつつ、間が持たなくて落ち着かない。パソコンも早々に片付け、最後の点検とばかりに見回り始めて・・・おおお~~~、こんなところにも大量に衣類が!!! 大慌てで寄付する物エリアに移動。ってか、一体全体、母の服、どんだけあんのよ?! 何年も着てない服とか、タグついたまましまいこんであった服とか、クローゼットの服とか、全部合わせたらものすごい量だぞ。自分の部屋でも、念のために開けた引き出しに捨てられちゃ困るもの発見。もう、ダメじゃん!!! 自分・・・。全然、確認終わってないじゃん。
やっぱ1ヶ月とかかけて、少しずつ捨てながらじっくりチェックしなかったら、完璧な仕事はできない。限られた時間の中で、大小様々それこそ膨大な品々を最終処分から救ったし、いろいろ発見もした(なんと、父が遠い昔に買ったらしい土地の権利書まで発見したし・・・)。我ながらかなり頑張ったとは思うけど、でもやはり完璧にはほど遠いな。
さらにいろいろ見ていると、やはりこれは取っておこうかな、ああこれも、と、キリがなく保存したくなってきて、ああもう早く業者、来て!!!
ほぼ予定通りにトラックがやってきて、ああ来た、と思ったら後から後からトラックが続いてやってくる。へ??? もちろん車のすれ違いなんかできない普通の日本の住宅街なのに、いきなり6台ものトラックで来られてかなりビビる・・・。
いや、いくらなんでもここまでは荷物ないと思うんですけど・・・
どうやら何台かはこのまま次の予約場所に行くらしく、大勢で一気にやるために皆で一緒に移動している様子。ちゃんと数えたわけじゃないけど、8人ぐらいで一気に家中に散って作業する様子は圧巻。もちろんプロだから、玄関の門もしっかり外して作業。それでも次から次から出るわ出るわで、全部終わるまでに2時間半はかかったか。
ちらっと見たけど、基本的にはすべて廃棄処分。家具類は程度が良かろうが悪かろうが、ただの木材扱い。少しでもたくさん積むために、速攻分解して積載されていく。もったいない。自分の部屋が片付けられる様子は見たくなかったので避けていたが、まだまだ使える非常に状態のいいしっかりした私の木製デスク、デカ過ぎてジモティでは売れずに残ってしまった。あれも解体されてしまったのかな・・・悲しい。他にも状態のいい食器棚やサイドボード、まだまだ使えるタンス、あまり大きい物は個人売買は難しくて残ってしまい、みんなただの木材とガラスに分解されていく。ちゃんと分類して正しく処分されるんだから、仕方がないんだけどさ。
実のところ、業者が来てから初めて発見した使える物も、一つや二つではなかった。慌てて「片付け無用」エリアによける。ああもう、全然時間足りてない。ってか、短期決戦で30年以上も住んだ一軒家を片付けようなんていうのが、そもそも無理だった。
昼過ぎにようやくすべての作業が終わり、その後は放心状態でも開放感でもなく、ただ淡々と次にやらなければならないことをなしに市役所へ。取得した書類を郵便局から送ってようやく本日最初で最後の食事。昨日もそうだったが、もう家でゴミを出せないので、食事は一日一回の外食のみ。私はそういうところ、別にどうでもいい人なので便利便利。
その後、気分転換に美容院で髪を切り、買い物してレンタルDVDして帰ってくる。
それからはさてさて、本日一番の大仕事。がらんどうになった家中の掃除である。掃除機かけて雑巾がけして、汗がぼたぼた止めどなく流れ落ちる。ようやく夕方に一段落して、シャワーは浴びられるが洗濯機はもうない。このままアメリカに持って帰ったらカビだらけになりそうな汗まみれの服を手で洗って干す。シャワーの後は冷たい飲み物でも飲みたいが、冷蔵庫ももうない。買いに行ったらまた汗だくになってシャワーを浴びた意味がないので、生ぬるい水で我慢我慢。
エアコンの使える母の部屋に荷物をまとめ、簡易布団(って、ただの古い掛け布団をしいただけです。最終日の朝、燃えるゴミに出せるから)も広げて、スーツケースを台にパソコンを乗せて、もうこの部屋から一歩も出たくないぞモード。とりあえずすることもないから借りてきたDVDでも見ようかと思ったが、リージョンコードが違うせいでいったんハードディスクにコピーしなければならないので断念。
自分が荷物を運び出したわけでもないのに何故か全身疲れ果てて、せんべい布団(だからただの古い掛け布団だってば)の上に寝転がって古くなった天井を眺めているうちに、子どもの頃のアルバムも何もかも、もうなくなってしまったのだとしみじみしてきて虚しさがこみ上げる。ってか、敷いてる布団が薄すぎて背中が痛いぞ・・・。この家、全室フローリングだからなぁ。どうしようもない・・・
(主に大学時代のアルバムは、ポケットアルバムだったこともあって丸ごと「minikura」に預けたものの、昔のアルバムはフィルムの中に貼り付けるタイプで超重いため、ごくごく一部の気に入った写真だけ無理矢理はがして残りは廃棄処分なのである。ネガフィルムはネガフィルムで専用アルバムに保存してあったものの、そのネガをいつか丹念に調べて再び現像する日が来るとも思えないので、潔く廃棄した)
そうこうする間に外は激しい雨。台風が来てるんだっけね。あわてて窓を閉める。明日は明日で、大量の寄付品(段ボール10箱ぐらい)をレンタカーに積んでお出かけだし、寄るとこもたくさんあるんだから、明日の朝には止んでちょうだいな~~~。
ひたすら疲労の訪日の旅三部作(?)の最終話も、あと少しで終わりだ。
やっぱ1ヶ月とかかけて、少しずつ捨てながらじっくりチェックしなかったら、完璧な仕事はできない。限られた時間の中で、大小様々それこそ膨大な品々を最終処分から救ったし、いろいろ発見もした(なんと、父が遠い昔に買ったらしい土地の権利書まで発見したし・・・)。我ながらかなり頑張ったとは思うけど、でもやはり完璧にはほど遠いな。
さらにいろいろ見ていると、やはりこれは取っておこうかな、ああこれも、と、キリがなく保存したくなってきて、ああもう早く業者、来て!!!
ほぼ予定通りにトラックがやってきて、ああ来た、と思ったら後から後からトラックが続いてやってくる。へ??? もちろん車のすれ違いなんかできない普通の日本の住宅街なのに、いきなり6台ものトラックで来られてかなりビビる・・・。
いや、いくらなんでもここまでは荷物ないと思うんですけど・・・
どうやら何台かはこのまま次の予約場所に行くらしく、大勢で一気にやるために皆で一緒に移動している様子。ちゃんと数えたわけじゃないけど、8人ぐらいで一気に家中に散って作業する様子は圧巻。もちろんプロだから、玄関の門もしっかり外して作業。それでも次から次から出るわ出るわで、全部終わるまでに2時間半はかかったか。
ちらっと見たけど、基本的にはすべて廃棄処分。家具類は程度が良かろうが悪かろうが、ただの木材扱い。少しでもたくさん積むために、速攻分解して積載されていく。もったいない。自分の部屋が片付けられる様子は見たくなかったので避けていたが、まだまだ使える非常に状態のいいしっかりした私の木製デスク、デカ過ぎてジモティでは売れずに残ってしまった。あれも解体されてしまったのかな・・・悲しい。他にも状態のいい食器棚やサイドボード、まだまだ使えるタンス、あまり大きい物は個人売買は難しくて残ってしまい、みんなただの木材とガラスに分解されていく。ちゃんと分類して正しく処分されるんだから、仕方がないんだけどさ。
実のところ、業者が来てから初めて発見した使える物も、一つや二つではなかった。慌てて「片付け無用」エリアによける。ああもう、全然時間足りてない。ってか、短期決戦で30年以上も住んだ一軒家を片付けようなんていうのが、そもそも無理だった。
昼過ぎにようやくすべての作業が終わり、その後は放心状態でも開放感でもなく、ただ淡々と次にやらなければならないことをなしに市役所へ。取得した書類を郵便局から送ってようやく本日最初で最後の食事。昨日もそうだったが、もう家でゴミを出せないので、食事は一日一回の外食のみ。私はそういうところ、別にどうでもいい人なので便利便利。
その後、気分転換に美容院で髪を切り、買い物してレンタルDVDして帰ってくる。
それからはさてさて、本日一番の大仕事。がらんどうになった家中の掃除である。掃除機かけて雑巾がけして、汗がぼたぼた止めどなく流れ落ちる。ようやく夕方に一段落して、シャワーは浴びられるが洗濯機はもうない。このままアメリカに持って帰ったらカビだらけになりそうな汗まみれの服を手で洗って干す。シャワーの後は冷たい飲み物でも飲みたいが、冷蔵庫ももうない。買いに行ったらまた汗だくになってシャワーを浴びた意味がないので、生ぬるい水で我慢我慢。
エアコンの使える母の部屋に荷物をまとめ、簡易布団(って、ただの古い掛け布団をしいただけです。最終日の朝、燃えるゴミに出せるから)も広げて、スーツケースを台にパソコンを乗せて、もうこの部屋から一歩も出たくないぞモード。とりあえずすることもないから借りてきたDVDでも見ようかと思ったが、リージョンコードが違うせいでいったんハードディスクにコピーしなければならないので断念。
自分が荷物を運び出したわけでもないのに何故か全身疲れ果てて、せんべい布団(だからただの古い掛け布団だってば)の上に寝転がって古くなった天井を眺めているうちに、子どもの頃のアルバムも何もかも、もうなくなってしまったのだとしみじみしてきて虚しさがこみ上げる。ってか、敷いてる布団が薄すぎて背中が痛いぞ・・・。この家、全室フローリングだからなぁ。どうしようもない・・・
(主に大学時代のアルバムは、ポケットアルバムだったこともあって丸ごと「minikura」に預けたものの、昔のアルバムはフィルムの中に貼り付けるタイプで超重いため、ごくごく一部の気に入った写真だけ無理矢理はがして残りは廃棄処分なのである。ネガフィルムはネガフィルムで専用アルバムに保存してあったものの、そのネガをいつか丹念に調べて再び現像する日が来るとも思えないので、潔く廃棄した)
そうこうする間に外は激しい雨。台風が来てるんだっけね。あわてて窓を閉める。明日は明日で、大量の寄付品(段ボール10箱ぐらい)をレンタカーに積んでお出かけだし、寄るとこもたくさんあるんだから、明日の朝には止んでちょうだいな~~~。
ひたすら疲労の訪日の旅三部作(?)の最終話も、あと少しで終わりだ。