巣から落ちたと思われるひな鳥(本文後半参照)
あぢい・・・。日本列島も強烈な猛暑のようだが、ここ南カリフォルニアにも先週木曜日あたりから強烈な熱波が襲来している。広大な太平洋をはさんだ東西のはるかかなたの地で同じような猛暑が続いてるのも奇遇だ・・・なんて暢気なことを言っている場合ではない。真剣に命にかかわるぐらい暑い。東京の35度超えも浜松の40度超えも命にかかわるとは思うが、南カリフォルニアがいくら乾燥しているといってもやはり40度を超えると命の危険を感じる。
今夏はずっと冷夏で過ごしやすかったのに、いきなり猛暑になって今まで涼しかった分、取り戻さなくてもいいいから・・・。しかも、天気予報によると、最高気温42度の今日が峠とはいえ、この先も当分は37~38度が続くらしいのだ。
昔は確かに暑いのが好きだったが、年取ってくると「暑い夏の楽しいこと」なんてなくなってくるし、おまけに今年はクソコロナのせいでモールも図書館も映画館もレストランもどこもかしこも閉まっていて涼みに行く場所がない!
仕方なく家のプールで涼もうとするも、上から降り注ぐ太陽の光がもう熱いの通り越して痛いし・・・。
ところで昨日の夕刻、家の山桜の木の根元に、巣から落ちたと思われるひな鳥を発見した。すでに羽も生えそろってはいるが、まだうまく飛べないし、大きさも親鳥の6割ぐらいしかない。(鳥の種類は、たぶん「NORTHERN MOCKINGBIRD」)
時刻は既に午後7時、間もなく暗くなる。このまま放っておいたらネコやアライグマ、コヨーテなどの餌食になるのは火を見るより明らかなので、とりあえず家の中で保護することに。
使っていないモルモットのケージに干し草を敷き、スイカや鳥の餌(庭に撒くため常備している)、水を置くも、緊張しているのか食べる様子はなし。最悪、朝になったら死んでいるかも・・・と覚悟したのだが、今朝起きたら、どうしてどうして元気いっぱい。夕べはぐったりケージの床に這いつくばるようにしていたのが、しゃきっと起きて(立って?)いる。
巣がカラスかハヤブサにでも襲われたのか、夕べは親鳥の姿はまったくなかった。しかし巣があった木の近くを、親かどうかは分からないが同種の鳥が、今朝は何かを探すようにうろうろしいている。この機を逃すな!と、ケージごとひな鳥を外に出して巣があった木の側に置いておいた。そして、約10分後にはすでにひな鳥の姿は消えていた。
元気に育ってね~、と、空に向かって心の中で叫ぶ。(実は足下の茂みの中とかに隠れてたかもしれないけど・・・)