おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

時はきた

2018-09-24 22:23:38 | Weblog
 先週、父の担当医から「覚悟はしておいてね」というメールが届いて以来、「蛇の生殺し」状態が続いていた。メールをチェックするたびにドキドキし、毎朝、携帯に留守電が入っているのではないかと緊張する。かといって、あらかじめやっておけることは何もない。何をやっても読んでも、なんだか上の空。これ、長く続いたらかなりきついぞ~と思っていたのだが、意外に早く、その時はやってきた。
 日曜日の夜11時、マナーモードの携帯の振動音に、心臓がドキドキする。少し震えながら携帯を手に取り、鼓動が激しくなるのを感じながら耳に当てる。
 ・・・こんな時間に電話があるなんて他に何かあるはずもなく、予想通り、日本から。父の担当医によると、月曜日(日本時間では、すでに月曜日)の透析は血圧の低下により通常の1/3程度で中断せざるを得なかったそうで、今後はそれすら難しくなるかもしれず。意識がいつまではっきりしているかも分からないと言う。
 さすがに日曜深夜に連絡を受けて月曜日の飛行機で行くのは(不可能ではないが)きつ過ぎるので、慌てて火曜日の飛行機を予約する。ホテルは、あまりにギリギリなもんで、病院の近くに限ると選択肢がほとんどなく、随分と狭そうな評判もそれほど良くないホテルで妥協。あとは、あとは・・・あれこれいろいろ考えているとなかなか眠れない・・・
 というわけで、明日の今頃は、成田に向けて高度を下げている飛行機の中で、妙に緊張しながら一刻も早く行かねば・・・と身構えている予定である。
 まあ、どうしてもアメリカにいなければならない10月8日と9日の前には戻ってこられそうだし、「蛇の生殺し」状態も数日で済んだし、とりあえず私はラッキーである、私は運が強い。

 がんばって看取ってこよう。例えそのために、母に対する罪悪感が生まれたとしても、看取らなかったら看取らなかったで別の罪悪感が生じることは火を見るより明らかだ。これ以上、自分の人生に後悔を増やさないために、今できることをやるしかない。

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