おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

家探しは大変である…

2012-03-22 00:06:07 | Weblog
 分かり切っていたことだが、引っ越し先の家探しは本当に大変である。これは、と思った物件はアッという間に取られてしまったり、問い合わせの返事が来なかったり(これも取られたということだろう)する。かと思えば、今住んでいる家も顔負けの信じられないようなボロっちい作りの家があったり、(日本風に言うと3LDKの一軒家を探しているのだが)寝室が極端に狭かったり、家はいいのだが車庫が狭かったり、車の出し入れに門を手で開けなければならなかったり、周辺のガラが悪かったり、庭も建物も見るからに汚らしくて中を見る気も起きないような外観だったり、豪華なプールまで付いているのにシャワーのみでバスタブがなかったり、予算内で条件に合う物件を見つけるのは至難の業だ。もちろんある程度の妥協が必要なのは分かっているし、今のように家から外を見渡して近隣の家が視界に入らないとか、隣の騒音がまったくない(遠くの騒音は、もちろんあるんだけどね)し、こちらの物音も絶対他人に聞こえない、なんて条件が不可能なのも理解している。しかし、今より状況が悪くなったのでは引っ越す意味がない。
 今住んでいる家は、大家さんが住む母屋の裏庭にあたる広大な斜面にぽつんと建っている。並びの家も同様に広大な裏庭があるが、離れを建てている家は他にない。つまり左右どっちを見ても空き地、南側は上り斜面=壁に面しているようなもの。そして正面北側からの視界はと言えば、下り斜面から、下の道路沿いの家はもちろん遙か向こうの丘陵、さらには遠くの山々まで見晴らせる。この、空き地の真ん中に建っているような周囲に他の家がない珍しい環境が気に入って住んでいるのだが、建物が安普請な他にも難点は山積。
 一番は車の出入りだ。家の側=斜面中腹に停めた車で出かけるには、いったん門の前で車を停めて車から降り、手で門を開けなければならない。しかも門の鍵は『かんぬき』である。門を出たらまた車から降りて門を閉めてかんぬきをロックする。最悪に面倒くさい。この門まで家から歩くと、恐らく100メートルぐらいのかなり急な上り坂だ。それでも散歩に行く時は歩くついでで我慢できるが、車で出かけるためにわざわざ100メートル上って門を開けて100メートル下って車に乗って、門を出たらまた車から降りて・・・と、ほぼ毎日、時には日に何度も繰り返す。最悪だ。もっと最悪なのは雨の日。門のあたりのコンクリートには水が溜まり、門の開閉をすると長靴でも履いて行かない限り靴から靴下までびしょ濡れになる。そして外からは、門の隙間から手を入れて内側のかんぬきをロック/アンロックすると、服の袖がびしょ濡れになったり汚れたりする。まったくもって最悪だ。車を停めるスペースだって、屋根がないのはもちろん舗装すらされていないから雨の日はぐちゃぐちゃ。というわけで、門の開閉が手動とか、メインに使っているセダン(割と長い)が入らないような狭いガレージというのは、妥協できないポイントなのである・・・
 バスタブがないのも妥協できない。今住んでいる家には3つもトイレ兼浴室があるくせに、すべてシャワーのみなのだ。そのため、子どもの風呂として、本来は衣類などを入れる大型のクリアケースを使っている。しかしもういい加減、子どもも大きくなってきて、クリアケース風呂も限界。バスタブは絶対に外せない。
 そんな中、プール付き、サブの2寝室は狭いけれども主寝室と居間が広く、さらにガラスで囲われた広大なパティオ付き、ガレージもなんとか許せる広さ、家賃は予算ギリギリ、という物件を発見。扱っている不動産屋がいい加減そうなのがちょっと気になったが、とりあえず申し込んでみた。さて、果たして受け付けられるだろうか・・・???
 何が問題かと言うと、うちが自営業(自由業?)で夫婦とも会社勤めじゃないこと。2005年に単身でアパート探しをしていた頃は、住宅バブルの時代だったこともあってか、会社員じゃない人間に住居を貸してくれる大家は非常に少なかった。自分も、クレジットヒストリーは最高点であるにもかかわらず、何カ所か蹴られた。同様に自宅で仕事をしていた友人からは、1年分の家賃をまとめて先払いすると言っても断られたという話を聞いた。時は流れ、今や住宅バブルもはじけ切り、市場には売れ残った家がダブダブ。町を走ればそこかしこに空き家、というような状況ではあるのだが、果たしてどうなりますことやら・・・(ってか、いつまでも売れなくて放置してる家がたくさんあるんだから、もっと安くじゃんじゃん貸してよ~)
 ちなみに2009年夏に今の家を見つけたのは、こちらの日本人向けの日本語新聞のクラシファイド欄だった。他にも1軒、同じ新聞で見つけた家を見学したが、どちらの大家さんも一度会っただけで「是非とも借りてください」という応対で、クレジットヒストリーや経歴のチェックなど全くなかった。こちらが日本人というだけで、ものすごい信用っぷりである。もし前述の申し込みが蹴られるようだったら、この日本語新聞に適当な物件が出るまで気長に待つしかないのかなぁ・・・
 ・・・ってか、相変わらず家族全員、喉が痛かったり夜になると咳が出たりするし、子どもなんぞせっかく寝ても咳きこんで泣いて起きてしまったりして最悪なので(せっかく夜驚症が出なくなったと思ったら、今度は咳かよ!)、できるだけ早く動きたいんだけどね・・・

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