脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Pivot point

2011-09-12 | Weblog
オリーヴは社会人中心のボクシングクラブである。
ここでエクササイズしている人は、ボクシングを目的としている人だけではなく、ダイエットや健康維持、さらに他のスポーツがメインでそのために使わない筋肉やバランスを養っている人なども多く在籍しているので、知らなくてはならない課題が多く、学問的に物事を考えると言うことは非常に大事なことだと実感している。
学問的に物事を理解し考えると言うことは、その物事に応じて何が必要かと言うことを客観的な根拠をもとに積み上げていくことであるが、もし目的がダイエットや健康維持と言う目的であるならば、たかだかマイナーなスポーツを競技したぐらいでは理解できないであろうし、雑誌やインターネットのちょっとした情報などをネタに適当なことを言うのは詭弁であるが、なぜそうなるのか、なぜそこに行きつくのかと言う過程を説明しすることのできる理論と言うのは必要である。
私自身客観的に見て、気づいたこととして、共通して挙げれるひとつのことは軸を意識することである。
この軸を意識して考えればパンチをうつことをすべての目的に置き換えて説明しやすいのだが、このことをもって説明すると原理そのものが理解できるので、効率よくエクササイズに励めるという利点がある。
しかし軸と言ってもただどこに力を入れるかと言う単純なものではなく、それはある意味人間の体の構造的なことを意識しなくてはならない、いわゆるバランスの問題であるが、意外にもこの軸と言うものを意識してうてば、結構うてているという実感のもとにパンチが打てると報告をうけている。
まあ実戦ともなればあまりきれいにうつことばかり考えてはいられないが、しかしこの軸を意識することで合理的にパンチをうてる。少なくとも実戦を無視したダイエットには効果的であると思う。

軸は英語で言えば「Pivot Point」であるが、この言葉は西洋では格闘技を説明する上ではよくつかわれる言葉だ。
特に合気道などの格闘技をやっている英語圏の人間はよく使うのだが、私の経験で恐縮であるがむこうの人間は非常にこの軸と言うものを考えた上でバランスと言うものを考えているのだが、おそらく無意識のうちにではあるが、めちゃくちゃな姿勢からすごいパンチをうてるのは、この軸と言うものを意識しているからだろう。
物理的に考えてもその軸を意識することは重要なことであり、人間の体を構造的に考えた運動する場合、この軸と言うものの存在は大きいのではないだろうか。

聞いた話では、合気道をやっているというと外国人にうけがいいらしい。
私の友人も少しかじったぐらいだが、やっていたというといろいろと質問をしてきたらしいが、おそらく合気道というスポーツがマイナーであるにもかかわらず世界的にも評価が高いのは、その原理を合理的に物事を説明できているからではないかと理解しているが、物事の理由をもとめる西洋人の場合は、日本人のように人から見ておぼえると言う習慣はない、だから物事を合理的に説明し、理解させると言うことは必要不可欠なことで、いわゆるそのことを合理的に説明し理解させる上では、その原理である軸(Pivot point)という概念は重要であり、たぶんそのことだけではなく、物事の原理をうまく合理的に説明できているのだろうと考えている。
日本人はよく基本と言うことをいうが、しかし基本と言うわりにはその基本という概念が抽象的で、へたをすると親分の言うことを聞くことが基本ではないかと思ってしまうのだが、私は西洋人のように物事の原理を見極めて、合理的に物事を解釈し、話しを進めていくことは今の日本人には大事なことではないかと思っている。
今日本人の考え方やものの見方がかわってきているので、この合理性を持って説明することは大事なことである。
私はパンチをうつときに関して軸と言うことを最近説明しているのだが、この軸と言う概念はパンチをうつ上では非常に説明しやすく、理解しやすいのだが、おそらくこういうことは多少学問をかじっていたり、語学がわからなければ理解できない、見えてこない事柄であって、ただボクシングだけをやりたければ別の話しだが、ダイエットや健康維持は、今までのなぐりあうボクシングと言うことではなく、そのための新たな研究と考察が必要であると思う。




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