脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

問題児 キム ホヨン

2011-09-14 | Weblog
前回ブログで基本と言うことを説明した。
基本と言っているが根拠がなく、合気道の例をもって、もっと合理性をもって基本をとらえなくてはいけないということを書いたが、さらに補足として書きくわえたいが、その合理性をもって基本と言うものを定義していくと言うのは、もう少し物事を運動学あるいは生理学、解剖学の立場からとらえる必要があると言うことだが、私の友人の卒論のテーマーは解剖学的な見地からあるスポーツのフォームをとらえるということをテーマにしたらしいが、今や科学的な考察と言うものを切り離してスポーツは理解できない。
ロッキーシリーズのロッキー4は確か興行成績がその年のベストであったとか、あの映画のシーンでロシアンボクサーイワンドラゴとロッキーが対決する前、それぞれトレーニングをするシーンがあるのだが、そのトレーニングシーンは非常に対照的であった。どう対照的かと言うとロッキーが自然の中を走ったり、まきを割って背筋力を鍛えるのに対して、一方ドラゴは近代科学のもとで科学的なトレーニングをする。
このシーンの中ですれロイド注射らしきものをドラゴにするのはこの映画のおまけであるが、しかしこういう近代的なトレーニングが実際にもう行われているのである。
合理的に物事を考えると言うことは、科学的な根拠を求めると言うことである。
しかし物事を科学的にとらえ説明すると言うことは、ある種の訓練ができていないとできないのだが、私の見解ではこういうことはある程度の学力がなければできないことだし、また競技者の理解度もその技術のレヴェルをあげていく上では重要なことである。

私が学生時代したボランティアの話であるが、HIには学童保育のようなものが存在する。
ここではおもにアジア系の人間が集まって、そこで遊んだり宿題をしたりするのだが、中には親の都合で日本や台湾や中国、そして他の国から来たばかりで、英語がおぼつかないと言う子供もいて、そういう子供たちに日本語や韓国語あるいは中国語などで話しかけるのだが、しかし一人で行動しているので言葉がわからないのかと話しかけて言ったら、3か国語や4か国語を話せる子なんかもいて、やはりHIと言えどアメリカ、非常にIQのたかい子供なんかもいて非常に驚かされたが、アメリカはこういう子供が目立つ。
これは私の見解であるが、HIなどに行っても分かるように意外とアジア人にこういう子供をよく見かけるのだが、そう考えると、おそらく日本もこういう子供たちが多く存在するのだろう、しかし残念なことにこういう子供たちはあまり目立たないと言うか、目立たないように生活しているのではないかと思っている。

話しはスポーツの話しになるが、たぶんこういうIQのずばぬけて高い子供は、封建的な体育会のような横一列、仲良しクラブには馴染むことはできない。
なぜならこういう子供ははっきりと自分の意見や考えを持っているからである。
もう何度も言ってきているので説明する必要がないと思うが、たかだかクラブの責任者であると言うだけで、尊敬を強いられ、わかったようでわかっていない親玉の言うことを付和雷同に従うのは滑稽であるし、ナンセンスである。
以前アホなボクシング経験者がマスボクシングがおわった人たちにミーティングと称して、いい大人を集めて、円陣を組んでひとりずつ「何々さんのいいとこわるいとこ、ひとりずつ言いましょう」なんて小学生の終わりの会のようなことをやっていた。
実際に聞いていてこんなバカなことを平気で言えるなと思ったのだが、途中で止めるとレヴェルが低いと言うことを露呈し、みじめなのでしばらく様子を見ていたが、たぶんその中にいる一般の大人は気づいていたが、どこの世界に大人に円陣を組ませて、ひとりずつ「何々さんのいいとこわるいところを言いましょう」と言うミーティングがあるのか?
しかし軍団に入ればそういうことも正しいことで、ためになることらしい。
以前私の恩師が大衆に公演を依頼されたと言うので、いろいろなレヴェルの人がいる大衆にはどのようにアプローチするのかと聞くと小学4年ぐらいの子供に話すように話せば、わかりやすいと理解されると言っていたが、まさにそうだそのアドヴァイスは的確だと思ったのだが、これは軍団になると稚拙で、知的レヴェルがひくくなるということを物語っているが、まさに小学生のような終わりの会をためになると思っている軍団はそうであるが、こういう軍団に知的レヴェルの高い人間がなじめるはずはない。
おそらく今の封建的な軍団ではIQの高い子供はあつかえない、せいぜい不良とつるむぐらいであろう。
多少知的レヴェルが高ければ、封建的な軍団は稚拙であると言うことはわかると思うのだが、おそらくそういう軍団と言うのはそうレヴェルが高いとは思えないのだが、もう少し質を上げるためには、個人的に物事を考え理解し、知的レヴェルを上げる必要があるのではないか、しかしクラブの性質が親玉を中心につるむではそれは不可能だ。

実は私は小さい頃は問題行動を起こす子供であった。
自分では何が問題なんだと思っていたのだが、しかし明らかに一般の子供に比べて行動や言うことが違うので、ある時それを見かねた親が私を児童相談所に連れて行った。
たぶんプラモデルを買ってやるということで、一応納得して言ったのであるが、私が記憶する限りでは、当時箱庭らしき心理テストを行ったと思うが、そこで分かったことは、おそらくおたくのお子さんは人よりもIQが高いのではないかと言うことであった。
しかし親はなんのこっちゃあわからない。なんせ私は問題行動を起こす子なのだから、そんな答えがかえってくるとは思わない、しかししばらくして親はこう言った「えっかしこい子供がこんなバカなことをするんですか?」今考えれば笑い話である。







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