脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

出口のないトンネルはない

2020-05-03 | Weblog
現在ジムを再開するにあたってアルコールや次亜塩素酸水は確保できている、あと非接触型体温計であるが、非接触型体温計もマスク以上に入荷困難で事実一か月以上その入荷を待っている状態である。政府は5月いっぱいは緊急事態宣言を出すと言うかたちに決まった。オリーブでは連休明けの次の月曜日から始めると告知したが、しかしそのことにあたって多少の不安がある。まずはそれまでに体温計が届くかどうか、コロナ感染予防には体温チェックは重要なので、それを徹底しようと思っている。37.5度を基準にして、熱が高い人は入館できないと言う措置をとるつもりである。そしてさらに不安なのは検査数が少ないと言うことだ、東洋経済調べのPCR検査の報告(5月1日)であるが、東京11691大阪12492に対して高知は1446、現在高知の感染している人の数は22名、そしてその数に近いのが、愛媛(17)、三重(25)、山形(18)であるが、そのPCR検査数はそれぞれ1116、1938、 2358で山形が少し多いぐらいであるが、実際これを見て、感染した人と検査が比例して出ているのではないかと言う懸念がある。そう考えたら第二のピークがおこることもありうる、再開にむけて二の足を踏んでしまう。
ただひとつ明るい兆しは実際に回復者数、退院した人たちの数が上がってきて、時には新しく感染した人よりもそれを大きくうわまわってきていることであるが、実際に高知県も累積88名から22名と安定してきている。
私の中でのタイムリミットは5月いっぱいである。今政府が5月いっぱいまで緊急事態宣言を延長したが、そういうことに関係なく私の中ではそれまでにはできる限りのことをしなくてはいけないということを考えていた。
何度も言うが再開の条件は県の状態が落ち着いていること、必要な物資がそろうことである。そしてさらに申し訳ないがきつい言い方で表現させてもらうが、コロナは今や死に至ることもあるウイルスである。会員の人たちの家族の中にはお年寄りがいたり小さい子供だっている、ひょっとしたら自分がウイルスを持っているのではないかと言う気持ちを持って、自分だけではなく、人の命と生活を守るために体調管理をして、気をつけて行動していただきたいと思っている。
コロナは思ったよりも危険なウイルスである、私自身も甘く見ていたと反省している。ジムに行ったり、あちこちと人の多いところに行くことは感染のリスクがある、でもしかしそうだからと言って何もしない、できないというのは自由をうばわれること、私などは日常をこれ以上支配されてたまるかと言う気持ちがある。
日本語に時宜と言う言葉がある。これは時がちょうどよいこと。適当な時期・状況であるが、英語で言えばtimingである。もう2か月近くも自粛を強いられ、そしてさらに1か月となると本当にいやけがさしてくる、本当に心がどうにかなりそうだ。しかし出口のないトンネルはない、いつか必ず出口が見えるであろうし、その時宜にかなった時がおとずれるであろう。前のブログで「Patience is not simply the ability to wait, its how we behave while we are waiting」忍耐はただ待つと言う単純なものではない、その待っている間の態度が重要である。と言う言葉を紹介したが、その時までにはただ状況を黙って見ているのではなくて、やつらのことをよく知って、そしてそれを防ぐ準備をしたいと思っている。そしてその感染力を最も防ぐのはひとりびとりがまわりの人を大事にしたいと言う気持ちである。それは科学的ではない目に見えないものであるが、そういう気持ちを持つと行動がある程度かわってくるだろう。ドイツの首相メルケルが感染拡大の中で働く人たちに向けられたメッセージがある。医療関係はもちろんのこと、今食卓に食事がだされるのは流通関係の人が必要なものを満たすために働いてくれるからだと、ひとつひとつの職業に感謝の意をのべることで、自分たちは共同体で無駄な仕事はない、お互いがかかわることで生活している、だから共に支え合いましょうというようなメッセージである。それと同様に今こういう時期だからこそ、普段見えないことに気をつかって、いたわりの気持ちを持つことが大事だ。私が何度も何度も同じことを言うのは皆さんの協力が必要であるからだ。ジムには多くの人たちがトレーニングに来ている、そしてその人たちには家族がいて、家族の中にはお年寄りや小さい子供がいる、パチンコにいくんだったらそっちを優先にしろ、私がよくあげるDQN、軽率な行動をとったり、軽く考えている人間は来るなと言うのは会員とその家族を守るためである。



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