脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

YESTERDAY

2008-03-19 | Weblog
昨日おもしろいことに気がついた。
練習生がビギナーにデイフェンスを教えている。
ああ彼もここまで教えれるように、ボクシングの技術を身につけたんだなあと感心していると、何やら変わった言葉が聞こえてくる。
「パーリングはこう、左は右で、右は左でパーリングするんだ」と言っていたが、彼はボクシングのデイフェンスのパリングを、パーリングと「パ」の後をのばして言っていたのだ。
昔「ひょうきん族」という番組の中でさんまか誰かのギャグで「あほちゃいまんねんパーでんねん」というのがあったが、何か音的にも変だ。
日本語で「パ」と「パー」はのばすかのばさないかの違いであるが、英語ではこの一字違いが大きな違いである。
正確にはパリングは「parry」の動名詞「parring」「a」が強調される音なので実際「パー」とのばしてしまったら、英語では聞き取れないのではないだろうかと思うのだ。
しかし後でわかったことだが、意外にもこのパリングをパーリングと勘違いしている人も多い、自分が指摘した後「えっパーリングと違うんですか」と何人かの人が言っていたが、たぶん最初に誰かがパーリングと聞き間違えて、後に聞き取りゲームのように間違って伝わってしまった結果である。
以前にも書いたが、ボクシングを始めるにあたって語学的な感覚を養うと言うことも大事なことである。
このパリングも辞書で「parry」という言葉をひいてみると「かわす」とか「受け流す」という意味だが、こういう言葉の感覚をつかむということもその技術のこつをつかむ一つの方法であるように思える。

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