脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

防御と攻撃

2008-03-12 | Weblog
「勝つ可からず者は守りなり、勝つ可者は攻なり」
不敗の態勢というものは防勢の中に在し、勝利の可能性は攻勢の中から生じてくる。という孫子の言葉がある。
守りというのはボクシングにおいて大事なことである。
特にアマチュアボクシングは、相手を倒すというのが第一の目的ではないので、守り(ディフェンス)を覚えると言うことは重要である。
しかしディフェンスというと、我々は守ることだけを考え、まんべんなくディフェンスの練習をこなし、それを試合で適応させれるようになればいいと思いがちであるが、しかし試合に於いて一番攻撃を受けやすいのは、パンチを撃った後である。
だからディフェンスとは知るには、まず自分がどういうパンチを撃つかと言うことを考えなければならす、意外とここが盲点になっている場合が多い。
この孫子の言葉は防御が大事だと語った後に、勝利の可能性は責めることであると言っているが、これは攻撃と防御が、表裏一体であることを意味しているのではないだろうか。
我々は攻撃と防御を感覚的に別のものとしてとらえている、がしかし攻撃を仕掛けた時にわかるが、ボクシングでもっとも攻撃のすきがうまれやすいのは、パンチをうったあとである。
従って防御の練習を一通りやり終わったら、自分の攻撃の仕方、パンチの出し方をよく見て考え、撃った後どういう姿勢をとるかということは、非常にに重要なことではないだろうか。
ボクシングは防御だけでは勝利は見えてこないし、かといって攻撃だけでもだめである。
まさに彼の言葉のように攻撃と防御が表裏一体とならなければならない、そのため我々は自分のすきをうめなくてはならないのである。


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