脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

When I was small.

2008-03-11 | Weblog
自分が子どもの頃のヒーローはウルトラマンであった。
最近このまたウルトラマンはメビウスの出現によって、新たな人気を得ている。
このメビウスのことは以前のブログでも書いたが、たいへん哲学的である。
どこが哲学的かというと、人間とはどうあるべきかということを、このウルトラマンを通して伝えているという点で、ウルトラマンはどちらかというと、実存主義的である。
そして特に興味深いのは彼らの生き方である。
人間と共に戦い、支え合うことによって生きることが彼らの生き方であるが、以前にも述べたように、彼らの生き方は、ただ強うヒーローということではなく、むしろ人間のために苦しみを共に担い戦うヒーローであり、彼らはそのことに於いて,ただ戦うことの強さだけではなく、愛と勇気とをもって敵と戦い、打ち勝つ正義のヒーローである。
ウルトラマンの歌で「ウルトラの奇跡」という歌がある。その歌の中で「つらいときでも決して負けないように、本当の勇気を見せてくれる」というのがある。
男が強くなるというと、自分が超人的な力をつけて、完膚無きまでに相手をやっつけるそういう能力のことを言い、どちらかといえばそういう能力を身につけたがるが強さというのは決してそうではない。
強さというのは「相手をいたわる心」であり、むしろそれはつらいときにこそ頑張り、戦う姿がなければ見えてこないのではないだろうか。
私はウルトラマンおたくではないが、彼らの生き方は子ども達の大切なメッセージかもしれない。
おそらく彼らのこういう生き方が、世代をこえて指示されているのではないだろうか。

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