Mars&Jupiter

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アレクサンドレ・タンスマンの交響曲第9番を聴く

2020-04-18 15:15:21 | 古典~現代音楽ポーランド編
今回は1897年に生まれたポーランドの作曲家タンスマンが、
1957年から翌58年にかけて作曲した交響曲第9番をとりあげる。
今回聴いたCDはオレグ・カエターニ指揮、
メルボルン交響楽団の演奏による。
第1楽章アレグロ・コン・モート-
ウン・ポコ・ピュ・レント-ア・テンポは、
軽快で激しくリズミックな旋律で始まる。
ストラヴィンスキーを思わせるような音楽である。
途中ゆったりとした部分を経て、
再び冒頭の荒々しい音楽になり、
金管楽器が鳴り響き、最後力強く終わる。

第2楽章グラーヴェ-ピュ・レント-テンポⅠは、
重々しい弦楽器の上で、オーボエが旋律を奏でて始まる。
そのあとは弦楽器中心に沈鬱な音楽が続き、最後は静かに終わる。
第3楽章モルト・ヴィヴァーチェ-ペルデンドージは、
舞踏風の音楽がリズミックに展開される。
弦楽器のピチカートや木管楽器の軽快な動きが印象的で、
金管楽器も荒々しさを加え、徐々に消え入るようにして終わる。
第4楽章レント-アレグロ・コン・モート,
モルト・リソルートは、ゆったりとした弦楽器の上で、
木管楽器が旋律を奏でて始まり、
それからは弦楽器が奏でる旋律をもとに、
各楽器がそれを引き継いでいくフーガ風の展開となり、
最後は金管楽器や打楽器中心に盛り上がって力強く終わる。

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