Mars&Jupiter

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品18の6を聴く

2016-12-29 22:54:07 | ベートーヴェンの室内楽曲および器楽曲
年末年始にかけベートーヴェンの作品を取り上げていきたい。  
今回取り上げるのは1798年から1800年にかけて、
作曲された弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品18の6である。
演奏はコダーイ四重奏団である。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で、
軽快なテンポで、明るく生き生きとした第一主題を、
第1ヴァイオリンが奏でて始まる。
第二主題は穏やかな感じの旋律で始まり、
提示部が繰り返されたあと展開部に入り、
各主題が変形されていき、それぞれの楽器が活躍し、
再現部に入ったあと、最後力強く終わる。
第二楽章アダージョ・マ・ノン・トロッポは、3部形式で、
そっと優しく奏でる第1ヴァイオリンの旋律で始まる。
その甘美な旋律は他の楽器に引き継がれていく。
中間部は対位法的な部分も見られる部分で、
それが終わると冒頭の旋律が奏でられ、
平和な感じで穏やかに終わる。
第三楽章スケルツォ(アレグロ)は、
躍動的ななスケルツォ主題で始まる。
中間部のトリオの部分を経て、
冒頭の部分が繰り返されて終わる。
第四楽章アダージョ-アレグレット・クワジ・アレグロは、
穏やかな序奏であるアダージョの部分で始まる。
それが終わると優雅で舞踏風の第1主題が現れ、主部に入る。
ここからはロンド形式をとり、そのあと第2主題が奏でられ、
二つの主題を中心に展開され、最後は軽やかにそして力強く終わる。
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