そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

せめて畜産関係者は訪中するな

2011-08-08 | 中国

 添付の資料を見ていただきたい。1108 OIE(世界獣医疫事務局)などによる、09年1月から先月までに、判明している口蹄疫の発生の数である。(クリックすると大きくなります)

 日本では宮崎で、徹底した殺処分と消毒と隔離によって、半年で正常への足掛かりが得られた。殺処分には相応の補償もある。

 広大な土地とはいえ、中国でこれだけの口蹄疫の発生が確認されていて、しかもその対策と発病実態についての情報は極めて乏しい。繰り返すがこれは、判明しているだけの実体である。

 今回の高速鉄道の対処を見ていても解る通り、中国では検証ということがおよそなされていない。事故発生については、関係者への極めて重い処罰と、隠ぺいで乗り切っている。

 事故車両を埋めようとしたのが、その良い例である。あるいは、牛乳へメラニンを混ぜて、たんぱく質検査の値を高く見せようとした、関係者は死刑にされている。これでは現状の把握はもちろんのこと、事故後への十分な対処が出来るとは思えない。

 今日(8日)中国は新たな原発を稼働させた。福島以後世界で初めてである。これで14基稼働することになり、現在建設中のものが27基ある。止めるつもりはないと宣言している。とても怖ろしいことではいか。

 こうしたことを考え合わせると、せめて日本の畜産関係者は、中国へ入ってもらいたくはないのである。

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