そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

嘘で塗り固めて誘致した東京オリンピック

2015-06-25 | オリンピック
2020年東京オリンピック・パラリンピック担当大臣が新たに決まった。東京オリンピック誘致は、安倍晋三が福島原発の放射能汚染を心配する世界各国に、ウソついて成功させたが、その後も迷走が止まらない。
メインスタジアムの建設を巡って、撤去に時間とカネが思ったよりかかって、新建設スタジアムは相当いい加減な経過をたどっている。当初の予算は、1300億円であったが、3000億円かかると訂正され、何とか1800億円に圧縮できたが、結局は2500億円かかるということである。
最初にスタジアムの建設予算額を提示したのは、猪瀬知事である。これ国の施設、国立競技場である。
因みに2000年のシドニーは460億円、2004年のアテネは360億円、2008年の北京は430億円、2012年のロンドンは650億円でほぼ横並びで変わらないと言える。これに比べて東京は、文字通りに桁違いに高い。しかも前述のようにこれまでのスタジアムの価格の数倍が、どこかが突っ込むと勝手に変動するのである。しかも、東京に500億円の負担をお願いすると、マスコミに情報を垂れ流している。
何処が垂れ流しているのかも不明といえる。2020年の東京オリンピックは、司令塔がはっきりしていない。これまで文科省が担っていたようであるが、開催主体は東京都である。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(委員長森喜朗元総理)が、大会の準備および運営のために組織されてた。協議の計画・運営を担うとのことで、財界や識者で組織される公益法人がある。
競技場を運営するのが、JSC(日本スポーツ振興センター)ということらしいから話はややこしい。彼らも建設費の高さに注文を付けているらしい。そして、今回の担当大臣の決定である。
放射能を閉じ込めているという嘘はともかくとして、競技会場は5キロ以内のコンパクトで既存施設を用いるので安くできるとか説明して誘致した。高くなるし、しかも法外の価格になることが今回判明したが、コンパクトも相当大幅な訂正がされることになる。かなりの会場が、50キロも離れたとなりになりそうなのである。ボート競技など新設しなければならない物も、いくつか浮上しているようである。
要するに嘘ばっかりついて誘致した、2020年東京オリンピック・パラリンピックである。しかも、組織ばかり作って、トップが良く解らない状態である。東京都、JSC,オリンピック競技委員会、文科省、担当大臣などがそれぞれが分担というより、競い合うような形である。
安倍晋三の手口はほとんどこのようである。先ずは決めて、中身の検討も説明も浅いまま突き進むのである。特定秘密保護法も、武器輸出も、TPPも、辺野古も、消費税も、原発(核発電所)も、安全保障法案(戦争法)も、みな同じ手法である。
それにしてもこの巨大な国立競技場は、オリンピック前年の世界ラグビー大会に合わせて建設されるのであるが、維持費だけで年間13億円もかかるハコモノである。財政再建には全く興味のないバラマキ事業の見本といえる。

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「おカネも無い」のに、「契約予定」 !!!  (しらす)
2015-06-29 22:24:36
「おカネが無い」のに、「契約予定」と報道されていますね。
国家公務員って、「おカネ」が無くても、「契約」できるんですね( そのことに、まず “ 驚き ” です )。
国家公務員が「予算を消化する」ことに一生懸命とはよく聞きますが・・・

「おカネが無い」のに、「税金」を使うハコモノ建設の計画だけが先走っている。
上は政治家から、下は担当課長や出先機関の担当者に至る行政組織まで、
水面下で決めてしまい、最初の計画どおりに、最初の計画どおりに、
とやっていき、社会的条件や需要の変化に応じて見直すという考え方はアタマから無い。

しかも、文部科学省の「官僚」はひとつのところに骨を埋めるのではなく、
次々とポストを移っていくので、自分のしたことの責任が問われるときには、もうそのポストにはいない。
「責任」というものは、本来からいえば過去にさかのぼって問うべきですが、
行政責任をそこまで追及するルールも慣習もない。
国民は「責任」を誰に取らせたらよいのか、わからない。ここは、報道機関に期待するしかない。


>それにしてもこの巨大な国立競技場は、オリンピック前年の世界ラグビー大会に合わせて建設されるのであるが、維持費だけで年間13億円もかかるハコモノである。

うれしくありませんが、完成後の維持費は、新聞では、もっと大きな金額で報道されていましたよ。
ウィキペディア(Wikipedia)から引用しますが、新聞でも確かこのような金額で掲載されていました。
「総工費とは別に新国立競技場は将来負担する修繕費と大規模改修費だけで約975億円を予定しており、新国立競技場の年間維持費は約35~45億円(旧国立競技場は約4億円、横浜国際総合競技場は約5億円、埼玉スタジアムは約6億円)と予想されている。」(ウィキペディア)


東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の委員長が、森喜朗元首相とのこと。小渕内閣と森内閣のときに、「超放漫財政」が行われたんでしたよね。その結果、日本の借金が激増して、小泉内閣の誕生に至ったのでしたよね。
「超放漫財政」の森喜朗元首相が、いまだに要職に就いて指図しているなんて、ちょっと。いや、だいぶ “ 嫌な予感 ” ・・・
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「おカネも無い」のに、「契約予定」 !!!  (しらす)
2015-06-29 22:33:54
「おカネが無い」のに、「契約予定」と報道されていますね。
国家公務員って、「おカネ」が無くても、「契約」できるんですね( そのことに、まず “ 驚き ” です )。
国家公務員が「予算を消化する」ことに一生懸命とはよく聞きますが・・・ 東京都民の「税金」ではなくて、「国立」競技場なんですから、「国会議員の “ 報酬 ” を減らしておカネを捻出します」とか、冗談でも言ってくれませんかね。

「おカネが無い」のに、「税金」を使うハコモノ建設の計画だけが先走っている。
上は政治家から、下は担当課長や出先機関の担当者に至る行政組織まで、
水面下で決めてしまい、最初の計画どおりに、最初の計画どおりに、
とやっていき、社会的条件や需要の変化に応じて見直すという考え方はアタマから無い。

しかも、文部科学省の「官僚」はひとつのところに骨を埋めるのではなく、
次々とポストを移っていくので、自分のしたことの責任が問われるときには、もうそのポストにはいない。
「責任」というものは、本来からいえば過去にさかのぼって問うべきですが、
行政責任をそこまで追及するルールも慣習もない。
国民は「責任」を誰に取らせたらよいのか、わからない。ここは、報道機関に期待するしかない。


>それにしてもこの巨大な国立競技場は、オリンピック前年の世界ラグビー大会に合わせて建設されるのであるが、維持費だけで年間13億円もかかるハコモノである。

うれしくありませんが、完成後の維持費は、新聞では、もっと大きな金額で報道されていましたよ。
ウィキペディア(Wikipedia)から引用しますが、新聞でも確かこのような金額で掲載されていました。
「総工費とは別に新国立競技場は将来負担する修繕費と大規模改修費だけで約975億円を予定しており、新国立競技場の年間維持費は約35~45億円(旧国立競技場は約4億円、横浜国際総合競技場は約5億円、埼玉スタジアムは約6億円)と予想されている。」(ウィキペディア)


東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の委員長が、森喜朗元首相とのこと。小渕内閣と森内閣のときに、「超放漫財政」が行われたんでしたよね。その結果、日本の借金が激増して、小泉内閣の誕生に至ったのでしたよね。
「超放漫財政」の森喜朗元首相が、いまだに要職に就いて指図しているなんて、ちょっと。いや、だいぶ “ 嫌な予感 ” ・・・
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