そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「国民の命と健康守られているか」の質問に答えない、なんという記者会見

2021-07-31 | 菅義偉

昨日の菅総理の記者会見は危機感の欠如した、不都合な質問には答えようとはしない前近代的な領袖思想で最低のものであった。
記者の質問を事前に受け付けた上で、一度だけ回答するという、封建時代の”寄らしむべし、知らせるべからず”の上からの統治思想そのものである。
菅が記者の質問をはぐらかすと、答えを貰っていない記者が再質問すると、チェックが入る。
菅総理が感染急拡大の原因はデルタ株の猛威と説明したことに対し、記者が「デルタ株を見くびっていたことが、感染爆発の背景にあるんじゃないか。根拠なき楽観主義のもとで五輪を開催していることが感染を引き起こしているのではないか」と質問されると、「インドをはじめ関係国から入国する際は、水際対策をきちっとやっています。オリンピックは、海外の選手、入ってくる人は、一緒にならないようにしています。しっかりと対応していると思っています」と言ったが、質問に答えているわけではない。国内事情については何も言わない。
医療崩壊した際には辞職する覚悟があるかと尋ねられても、何も触れなかった。ご機嫌を損ねたわけでもない。答えらえないのである。
強引に司会者が会見を終えので、記者がマイクを通さずに直接再質問すると、菅総理は「私が感染対策を自分の責任のもとに、しっかりと対応することが私の責任で、私はできると思っています」と断言した。根拠は何もない。現実に感染はかつてない勢いで拡大している。
記者が、首相が東京五輪開催の前提で「国民の命と健康を守ること」と発言していたことに触れ、「現在、国民の命と健康は守られていますか。オリンピック、パラリンピックをこのまま予定通り開催しますか」と尋ねた。菅首相は、五輪開催に伴う首都高の料金値上げなどを挙げて「人流が減少しているのが事実。さらに抑制するために、自宅でテレビ観戦をしていただけるような要請もしっかり行っていきたい」と五輪、パラリンピックの中止の考えは示すことなく、人流が抑えられていると述べるだけである。「国民の命と健康を守る」とあれ程壊れた機械のように言っていたことには触れることはなかった。
ワクチンの重要性を言うならば、なぜ計画通りに進んでいないのかも説明がない。金を搾り取られていることは説明にないが、国産ワクチンや治療薬の開発には言及しない。
菅総理はツイッターでは金メダルリストを称えるばかりで、コロナ感染拡大には黙したままで危機感などまるでない。
そんなに立派な行政を行っているのに、なぜ感染拡大するのだろう?
変なショボイ日本国の総理大臣である。

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